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2007年5月30日 (水)

南アルプス南部縦走(2006/8/11-8/14):3

8/13(日): 天候:ガス後晴れ

百間洞山の家0500-0700赤石岳-0900荒川小屋-荒川前岳-荒川中岳-1115荒川中岳避難小屋(小屋泊)

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縦走三日目は5時前に出発。まずは百間平までの登り。起き抜けの体には中々キツイ。辺りは一面ガスで真っ白。ホントに平らな百間平を過ぎると馬の背。登山道の左側は激しく崩落している。馬の背の途中でガスが一瞬切れ、昨日登った聖岳の姿が。

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赤石の山頂から聖が眺められるかなと期待して登ったが、残念ながら山頂はガスの中。

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山頂で一緒になった3人組のお兄さん達に写真を撮ってもらう。お兄さん達とはこの後同じ行程となり、中岳避難小屋や椹島ロッジで一緒にビールを飲み山話を楽しんだ。

稜線を小赤石岳へ向かう。ちょっと下って登り返すと小赤石岳山頂。ここも一面ガスの中。

小赤石から大聖寺平へは、岩ゴロの急斜面をジグザグに300mほど下る。

大聖寺平からは進路を右に変え、荒川小屋まで気持ちのよいトラバース道。辺りにはマツムシソウが沢山咲いていた。

荒川小屋で30分程休憩。荒川小屋一帯は真正面に赤石岳が見え、とても感じのよい場所だった。テント場は小屋から3分ほど下ったところ。すぐそばに水場がある。美味しい水がじゃんじゃん出ていた。

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豊富な水を利用してか、小屋ではなんと讃岐うどんが売られていた。次回は是非食べなきゃ。

ここからは荒川前岳と中岳の稜線目指して300mの急登。赤石を背にせっせと登る。

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だんだんと稜線が近づいてくる。雲間から青空も見えてくる。

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約1時間半の登りで稜線に到着。ザックをデポして前岳へ向かう。ほぼ水平な道を5分程で前岳山頂に到着。山頂から中岳と悪沢岳が並んで見えた。

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デポしたザックを回収したら、次は中岳へ。ほんの5分で到着。山頂直下にある中岳避難小屋には11時過ぎに到着。

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ここでしばらく思案。この時間ならば千枚小屋まで行くことも可能。そうすれば明日は日中のうちに東京へ戻れるが、雷も心配。空模様もなんとなく怪しい。昨日のように14時前に雷がくると、稜線で遭遇する可能性が大きい。もっと重要なのは、東海フォレストのいずれかの小屋に泊まらないと帰りのバスにも乗れないという事。千枚小屋で食事付きで泊まっても良いが、非常に混みそうだ。中岳避難小屋はそんなに混雑しなさそう。稜線で天の川やご来光も拝みたい。。。といろいろ思案の末、天の川と来光を取ることとし、本日はここで行動終了。小屋に宿泊の手続きをする。

素泊まり一泊4500円。行きの東海フォレストのバスで貰ったチケットを出して3000円引き。領収書を貰う。この領収書が無いと帰りのバスに乗れなくなるので要注意。手続きと同時に悪沢岳の山バッジを購入したら台紙に当たりの文字が。なんとくじ付きで、小屋番さんからコーヒーをサービスしてもらった。

この日は、自分の後も続々登山客が到着し、全部で20数人の宿泊になった。シーズン一番の大入りになったそうだ。それでも小屋はそんなに混雑せず快適に過ごす事が出来た。

手続き後、外でのんびりしていたら、昨日百間洞でお隣さんだった関西のお父さんがやってきた。しばらく話し込む。荒川小屋にテントを張って悪沢をピストンしてきた、今夜は荒川で明日は小兎にテン幕の予定との事。お互いの今後の無事を祈ってお別れした。

心配していた雷は来なくて、夕方には天気も回復し、悪沢岳から間ノ、農鳥、塩見も見ることが出来た。

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夕食後、小屋の外に出て宿泊者数人と悪沢岳を眺めていたら、どこからか「おーい」と叫び声が聞こえてくる。

はて、どこからだろう、空耳かなとみんなで話あっていたのだが、そのうち一人が「悪沢の方から聞こえてくる」と言い出した。ほんまかいなと耳をすまして聞いてみると、ほんとだ。聞こえてくる。一緒に聞いていた一人が小屋番から双眼鏡を借りてくる。双眼鏡を覗くと、悪沢の斜面、崖の上、岩の辺りに2人程、人の姿が。ストックを振りながら「おーい」と叫んでいる。

すわ遭難!?と小屋は大騒ぎ。無線で救助隊と連絡をとったのち、小屋番さんが遭難者のとこへすっ飛んでいき、3,40分程してすっかり暗くなってから戻ってきた。

沢登りをしていて、最後の詰めのところで誤って崖に迷い込んでしまったらしい。沢登りでビバーク装備や食事も充分にあるようで、一晩はなんとか過ごせそう。すでに日もとっぷりと暮れていて、夜間の救出活動は危険が伴うので、翌日早朝から救出を行う事となった。

明日の快晴、悪沢山頂でのご来光と、ビバークした二人が明日早くに救助される事を願いつつ、20時過ぎに就寝。

三日目は行動は短かった分、のんびりと山での時間を楽しんだ。小屋番さんや他の宿泊者と会話を楽しむことも出来た。最後には遭難に遭遇するという奇特な体験も出来、盛りだくさんの一日であった。

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