体育の日
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8月23日(日)
燕山荘⇒大天井ヒュッテ⇒ヒュッテ西岳(昼食)⇒(東鎌尾根)⇒ヒュッテ大槍⇒槍ヶ岳山荘(テント泊)⇔槍ヶ岳
テントの外の賑やかな声で目が覚めると時間は4時半。
外は御来光を眺める人達で賑わっています。
昨日に引き続きよい天気で、キレイな御来光が眺められそうですが呑み過ぎでグダグダ
な我々は有り難い日の出も関係なく惰眠を貪ります。
それでも5時前には起きて朝食、撤収とこなし出発したのは当初の予定通り5時半。
今日は槍の肩までコースタイム9時間超の長丁場、頑張っていきまっしょう♪

テントから外に出ると朝日に輝く槍がキレイです。
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槍ヶ岳は二度登ったことがあります。1回目は立山からの縦走で西鎌尾根を辿り穂先へ。
2回目は上高地から槍沢を経て槍の肩、下山は槍平方面におりました。
東鎌尾根は表銀座と呼ばれ、槍を常に見ながらの縦走が魅力です。
5年程前に一度アタックした事がありますが、その時は燕山荘到着後、
大雨になった為断念しました。
今回はそのリベンジ山行、天気予報は晴れ、縦走にはもってこいの天気です。
今回は槍の穂先に辿り着けるでしょうか?

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08年8月4日(月)・・・熊ノ平0410-0510三国平-0610三峰岳-0710間ノ岳-0900北岳山荘-1010八本歯コル-1150二俣-1300広河原
夜半にトイレに行ったときは星がキレイに見えていた。
朝外に出たときはガスに覆われていた。
昨日までそこに見えていた農鳥岳もガスの中。
やはり今日は天気予報どおりに天気が悪くなるのだろうか。
3日目もパンと粉末スープの朝食。朝食、撤収を手短にすませ4時過ぎに出発。
マルバタケブキの急斜面を黙々と登る。朝一の体には辛い。
周囲の灌木が無くなり道が平らになると三国平。
相変わらず一面ガスの中で展望は望めない。
農鳥岳方面の分岐を過ぎるとすぐに登りとなる。
道は徐々に険しくなる。岩場のトラバースも出てくる。
右手はガレ場となっていて、落ちたらただでは済まないだろう。
そのうち両側が切れ落ちてくる。風も強く、慎重に進む。
痩せ尾根を乗り越し、目の前にある急斜面を一頑張りすると三峰岳に到着。
山頂で写真を撮っていると、驚いたことに辺り一面を覆っていたガスが晴れてきた。
北側の仙丈ケ岳、甲斐駒がガスの間から浮かび上がってくる。
これから進む間ノ岳方面はまだガスの中だが晴れてくる予感!
三峰岳からほんの少しだけ下った後は間ノ岳へ向けなだらかに登っていく 。
道も先程とはうってかわり歩きやすい。
右手には今まで歩いてきた塩見からの道が見えている。
1時弱の登りでだだっぴろい間ノ岳の山頂に到着。
山頂はガスもすっかり晴れて360度の大展望。
一昨年の海の日はガスに覆われて全く展望はなかったので見事リベンジ達成。
富士山と登山者。絵になる風景。
昨日山頂に立った塩見岳はもうあんなに小さい。
その奥に悪沢、赤石。南の南の主峰群。
北岳。南側から見ると槍のように尖って見える。今回は登らない。
天気もよいのに勿体無いけど、バス・お風呂の時間を考えるとぎりぎりなのでパス。
展望を楽しんだ後、山頂を後にする。
下り始めた途端、またガスが現れ、覆われてしまう。北岳も見えなくなってしまう。
展望の無い縦走路を淡々と進むが、中白峰を過ぎるとまたまたガスが晴れてくる。
忙しい天気だ。
北岳山荘にはコースタイム通りに到着。昨夜一緒にテントを張った男性に再会する。
彼は天気も良いので北岳を登ってから下山するとの事。元気だなあ。
元気のない自分らはトラバースルートを進む。
トラバースルートはシナノキンバイが咲いていた。
八本歯付近からは北岳バットレスの迫力ある岸壁が望める。
八本歯のコルからはハードな梯子を下り、左俣の雪渓沿いに降りていく。
右俣はところどころ崩れていたりしてかなり道が変わっている感じでとても歩き辛い。
コースタイムを30分もオーバーしてようやく二俣に到着。
ここからは予定していたバスに間に合うようぶっ飛ばして下る。
コースタイムを30分以上短縮して広河原に下山。
13時台のバスに乗り、終点の甲府駅前でバスを降りる。
降りた途端物凄い熱気に包まれる。
下界の真夏の暑さに触れると、今までいた山の涼しさが恋しくなったが、
明日からは会社なので我慢して帰京する。
なんやかんやで結局予定していた風呂には入らず、
駅弁とビールを買ってかいじに乗り東京へと戻った。
帰宅後のニュースで集中豪雨で中央線が止まっていたことを知る。
ネットなどの情報では、同じ行程の人たちはこの影響で山手線の最終になったとの事。
風呂に入らずに急いで帰ったのは結果的には正解だったようだ。
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08年8月3日(日)・・・三伏峠0415-0430三伏山-0520本谷山-0650塩見小屋-0800塩見岳-1110北荒川岳-1230竜尾見晴-1330伊那荒倉岳-1350熊ノ平(テント泊)
2日目は長丁場なので4時前に起床しました。
朝食はパンとじゃがいもの冷製スープです。
スープは水で戻せて火気不要なんです。朝食の手間が省けて便利です。
おかげで早めに出発する事ができました。
4時過ぎに出発します。まだ薄暗いのでヘッドランプをつけて歩きます。
三伏山への登りは、小屋泊の団体さんが既に10数名先行していて渋滞。
ゆっくり登って三伏山に登頂。時刻は4時30分。
塩見のシルエットが未明の空に浮かんでいてなんだか荘厳な雰囲気を醸し出しています。

まだ日は出ていないが、空は青く天気は良さそうです。
ここで団体さんをパスし、ずいずい進みます。
次の本谷山の登りで日の出となったようです。

マルバタケフキの斜面を登ります。南アルプスはこんな斜面が多いです。
背後には烏帽子岳と三伏山が見えてます。
本谷山には5時半前に登頂。
ここからかなり下ります。下った後は樹林帯のほぼ平坦な道をだらだらと進みます。
1時間程進むと一転急登になります。ここまで平坦だったのでかなりきついです。
急坂を30分ひーこらいいながら登ると塩見新道の標識が現れます。
標識の後、10分程で這松帯となり周囲が開けてきます。
小高いピークに登ると森林限界となり一気に視界が広がります。

塩見岳と天狗岩、すぐ前には塩見小屋です。
先行していた人たちが休憩をとっています。
自分たちもここで一本いれ、行動食のパンを頬張ります。
ここから見上げる塩見は鋭角に尖がっていて、槍か劔のように見えます。
手前には天狗岩が険悪な岩肌を見せています。
これからこの二つを超えていくのかと思うと、身が引き締まります。
休憩を済ませ、いざ出発です。
右手には烏帽子岳と荒川三山が見えます。
荒川前岳の奥には一昨年登った中盛丸山、兎岳とあまりの疲れに山頂はパスした大沢岳等の南アルプス南部の山なみが見えます。中盛丸山の登りは辛かった、、、
直登するかと思っていた天狗岩は巻いていきます。ちょっと安心です。
が、続いて現れた塩見本峰の岸壁は物凄く急です!
これを越えていくのかと思うと、更に身が引き締まります。
意を決して登りにとりかかります。
斜度自体は見た目ほど急ではないです。
岩を回り込むときに、ザックが岩にぶつかってバランスを崩しそうになるのが厄介です。
岩一つ一つの段差も大きく、重荷では登るのに一苦労です。
イメージとしては、文三郎尾根からの八ヶ岳・赤岳の鎖無しバージョンといった感じでしょうか。
稜線にのってから登ってきた岩場を見下ろします。やっぱり急ですね。
塩見本体の影が山腹に映っています。
急斜面をひーひーいいながら登り、稜線にのると穏やかな道になります。
すぐに西峰に到着。
ここまで登ると富士山が目の前におっきく現れます。
東峰と富士山の写真を撮り、目と鼻の先の東峰に進みます。
東峰の方が標高が高いせいか、大勢の登山客で賑わっています。
山頂標識は記念写真の待ち行列となっています。
東峰自体は岩ゴロで休む場所が少ないです。
のんびり休むには西峰の方がいいでしょう。
山頂は360度の大展望です。
南には荒川三山。
北には間ノ岳の大きな山容。その左に甲斐駒、仙丈ケ岳。
西には塩見西峰までの道が天空の回廊のようです。
西峰の奥には奥には中央アルプス、北アもヤリホ、立山まで見えてます。
東を見ると、やっぱり富士が大きく、そして秀麗に見えています。
富士の手前には蝙蝠岳へと続く稜線。
その左手には、これから進む仙塩尾根の森林限界を超えた稜線の銃走路が北荒川岳まで続いています。その先には明日越えていく間ノ岳もみえています。あんなところまで進むのか~
思う存分展望を堪能した後、山頂を後にします。いよいよ今日の核心部に突入です。
まずは山頂からゆるゆると下ります。
道端には高山植物が綺麗に咲いています。花の写真を撮りながら進みます。

北俣岳の分岐辺りからはざれて急な下りになります。
左側はばっさりと切れ落ちていて転んだら谷底まで止まらなそうです。慎重に下ります。
右手に雪投沢のテン場跡が近づいてくると、穏やかで平和な道になります。
振り返ると塩見がもうあんなに高いです。
塩見の左手に見える稜線を下ってきたんですね。
向かって右手が切れ落ちているのがよくわかります。急でざれた道でした。
ここを登るのは大変だろうなあ、、、

ここから暫く起伏の少ない見晴らしの良い道が続きます。
このまま稜線を進むのかと思いきや、右に折れて潅木帯の中に入っていきます。
道を外していないかちょっと心配になりますが、対向者が来たので安心して進みます。
北荒川岳のテン場跡付近でしょうか。潅木帯と草原が交互に現れます。
辺りはマルバタケブキの綺麗な花畑となっています。
そこから5分程で管理小屋に到着です。
先行者が数名休憩していました。
時間は10時半。三伏峠を出発してから6時間経ちました。
ここでお昼にします。カップラーメンを食べます。
日差しが強く暑いです。木陰で休みます。
11時に出発、小屋からは砂礫の斜面をちょっとだけ登ります。
砂礫の斜面にはタカネビランジとミヤマシオガマが咲いていました。
すぐに稜線に復帰し、5分ほど進むと北荒川岳山頂です。
登山者が数名、左手の尾根を指差しています。
何事かと聞くと、サルがニ、三匹いるらしいです。
こんなところまでサルがあがってくるんですね。
雷鳥の数が少なくなっているのもサルやシカ、狐などの今迄はいなかった動物が稜線まであがってくるようになった事も一因と何かで読みました。
北荒川岳山頂からはいっきに下り、樹林帯に突入。
ここから樹林帯のだらだらとした登りが続きます。
北荒川岳から熊ノ平の区間は、基本的には樹林帯で日陰です。
それでも時々木々が開け日当たりのよい斜面になると非常に暑い!
新蛇抜山が中々近付きません。ここでかなり体力気力を消耗します。
たまらず鞍部の小広くなったところで休憩をとります。
水を飲もうとプラティパスのホースに口をやると、途中で水がきれてしまいました。
おーまいがっ! 行動途中で水切れになるのは実に久しぶりです。
Sが東京からもってきた水道水1リットルを二人で分けます。
結局、新蛇抜山は気づかずに通り過ぎ、竜尾見晴の岩峰には12時半に到着。
振り返ると塩見は既に雲の中です。
竜尾見晴の二つの岩ぼこを越え、更に樹林帯をだらだらと登ります。
安倍荒倉岳の標識は13時半に通過。暫く進むと這松帯になり、見晴らしが利きます。
間の岳、農鳥岳が大きいです。
ここから下り、稜線をそれて右の樹林帯に入っていくと、15分ほどで熊ノ平小屋に到着。
時刻は14時。10時間行動お疲れ様でした。
小屋でテントの受付を済ませます。
ビールは玄関前。ドラム缶に張った水で冷やされていて美味しそう。
テントを張った後、小屋前のテラスで乾杯!長かった一日の疲れを癒やします。
テラスからは農鳥岳の眺望が最高です。
テラスに集まった他の登山者と山の話をして過ごしした後、テント場に戻ります。
テント場は数箇所に分かれて散らばっています。
自分達は小屋から1分ほど間ノ岳側に進み、登山道からちょっと下った農鳥岳がよく見える開けたところに張ります。
テント場のすぐ横を流れている小沢が水場となっていて非常に便利です。
小沢に浸けておいた缶ビールはキンキンに冷えていてサイコーに美味しかった!
テントは全部で3張り。
最後に到着したテントのご夫婦はなんと、広河原から入山し光岳まで全12泊の行程!
食料が重いので一緒に食べて減らしてくださいということで、きゅうりやゆで卵、ポテトサラダを大量に頂きました。
おかげでおなか一杯で、自分達が持ってきた食材には全く手をつけずに済んじゃいました。感謝です。
夫婦ともう一張りのテントの人と南アルプス南部の話、小兎岳の水場情報や、南アルプスの下山後のお風呂事情等、、、いろんな話をして過ごしました。
明日は段々と天気が悪くなるとの事。雨に降られる前に下ろうと思い、早めに就寝。
昨夜みたいにうるさい集団もなく、静かに過ごせました。
二日目は長い行程でしたが、天気もよく、テント場はサイコーで、山で出会った人たちとの語らいも楽しく、よい一日となりました。
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08年8月2日(土)・・・高尾-(JR)-伊那大島-(バス)-鳥倉登山口-三伏峠(テント泊)
08年8月3日(日)・・・三伏峠-塩見岳-熊ノ平(テント泊)
08年8月4日(月)・・・熊ノ平-間ノ岳-八本歯のコル-広河原-(バス)-甲府-(JR)-八王子
今年の夏山第一弾は、南アルプスの塩見岳から間ノ岳、仙塩尾根の縦走に行きました。
08年8月2日(土)・・・高尾0614-(JR)-1135伊那大島1225-(バス)-1415鳥倉登山口1420-1645三伏峠(テント泊)
高尾6時14分発の松本行各停に乗り、岡谷で飯田線に乗り換え、伊那大島には11時半過ぎに到着です。
ちなみに岡谷で乗り換えた飯田線の各停は上諏訪始発。岡谷の時点で6~7割の乗車率でした。座れましたけど始発の上諏訪から乗った方がいいでしょう。乗換は駅探で調べました。
鳥倉登山口行きのバス乗り場は駅を出て道路を渡ったところにあります。
発車まで45分程の時間があったので、近くの定食屋で昼食にしました。昼食は伊那大島名物のごぼとん丼。
ついでに生ビールも飲んじゃいます。登り始める前からビールとは先が思いやられますが、、、昼食後、バス停に戻ると10分程でバスが到着。
バスは助手席をいくつか使う位の込み具合。大きなザックは後の通路に山積みにします。12時半前に伊那大島を出発し、14時15分に登山口に到着。うちを出て登山口まで9時間!いやーやっぱ南アルプスは遠いですね、、、アプローチに時間がかかります。
10分程度で準備を済ませたら出発です。
登り始めはカラマツ林の緩斜面。友人Sは調子がでないのかなんだか辛そう。
「一汗かくと調子が出てくる」というので、一汗かくまでのんびりと登ります。
途中のガレ場からは青い空に白い雲、南アルプスの稜線が高いです。
夏山気分満点です。

道端脇には2/10、3/10と三伏峠までの距離を示す標識が。
これを励みに登るとよいかもしれません。
と思ったら6/10あたりから同じ標識が二回出てきたりします。
富士山の元祖・新合目みたいです。疲れが増しちゃいます(^^)。
のんびりと登り、1時間程で豊口山のコルに到着。
ここからは桟橋、梯子やガレ場も現れて意外と侮れない道になります。
三伏峠の水場は小屋から距離があると聞いていたので途中の水場での給水を目論見ます。
ところが、いざ水場につくと、殆ど枯れていました。。。
悪あがきでプラティパスに給水を試みますが、10分で200ml弱しか溜まりません。しかもちょっと緑色している、、、、給水を諦め、小屋で買う事にして先に進みます。

塩川からの道を合わせると9/10。いよいよ残り1/10です。
周りの木々が大分低くなってきます。そろそろ峠が近いようですが、、、小屋は峠を超えてちょっと下ったところにあると思っていたのですが、中々道が下りになりません。
まだかよーもー疲れたよーとSとぶちぶち言いながら歩いていると、道の先に唐突に小屋が見えてきました。
三伏峠に到着。
小屋は峠にあったみたいで、下ると思っていたのは勘違いでした。でもよい方に勘違いでよかった^^
時刻は17時前。3時間弱の登りでした。テントの受付をし、水を買おうと思い話しかけると「水場はここから15分くらいですよ」との事。15分ならいってもいいかなあと考え、買うのは中止。
遅い時間についたのでテン場に空きがあるか心配だったけど、小屋に一番近いところが空いていたのでそこをゲットし、テントを張ります。

既に20張り程のテントが張られてましたが、まだまだ5,6張りはいけそうでした。
テントを張った後、水を汲みにいきます。下り10分、登り5分ぐらいでしょうか。

水はジャンジャカ出ており、明日の熊ノ平までの分も含めて2,3リットル汲みます。
水場の行き帰りの途中、見晴らしのよい草原から明日最初に昇る三伏山が見えていました。
水汲みの後、待望の夕食とビールです。小屋で買った缶ビールのプルトップをあけ乾杯!! ぐびぐび、、、、ぬ、ぬるい。。。ぬるくて美味しくないです。ビールが進みません。
気を取り直して夕食。今日はインスタントの焼きそばとステーキです。今回の為に新調したチタンのフライパンが大活躍。
いまいちのビールを飲みきり、Sが持ってきた黒霧島に移行。南アルプスの天然水割りを片手に、明日の行程等を話します。
明日は長丁場という事もあり、深酒はせず19時過ぎには店じまい。朝早かったのと、長距離移動で疲れていたこともあり、すぐに就寝。21時ぐらいに辺りが賑やかになり一旦が覚めたけど、またすぐに寝てしまいました。
次の日、同行者Sに騒ぎの話を聞いてみると、
うちらが寝る頃に到着してテントを張ったグループが騒々しく、その上21時過ぎに遅れていた仲間一人が到着し大騒ぎに。
あまりの煩さに堪忍袋の緒が切れたのか、グループのとなりのテントの人が大声でうるせーだまれ!と一喝。そうしたらようやく静かになったとの事。
自分が目覚めたのは、どうやら一喝の声だったようです(笑)
それはさておき、山のテン場のマナーは守ってほしいですね。21時過ぎに到着も論外ですが。
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目覚ましが3時半になる。外はまだ薄暗い。縦走4日目。今日は核心の日。予定では不帰の険、白馬を越え、白馬大池まで。コースタイム10時間以上の強行軍。予定を立てたときから、縦走後半の疲労が蓄積してきた体でこの行程がこなせるか不安であった。
その上、不帰の険という鎖場もある。難所が下りになるので危険度が増す。
昨日までの八峰、牛首の鎖場でびびりが入っていた。正直、体もかなり疲れていた。もう一度寝てから考えようと目覚ましを4時半にセットし直して二度寝する。
次に目が覚めたときはもう明るくなっていた。朝ごはんを済まし、テントを撤収し、小屋まで上がる。この登りで既に筋肉痛が酷い。とりあえず唐松の山頂まではいってみるも、途中から見える不帰の険は、とても恐ろしげ。
今の自分にとっては、大キレット、いや西穂ー奥穂の稜線よりも厳しそうにみえた。
昨日登った五竜岳。唐松の山頂から見る。とても立派です。
小屋のオネエサンが背中を押してくれないかとおもい、きいてみた「不帰の険はどうですか? 八峰より怖いですか」小屋のおねえさんはしばらく考えた後、冷静に「こちらからいくと下りが多いから怖さも増しますね」おねえさんに言われたせりふのせいにして(ホントは自分がびびってただけだけど)唐松で撤退する事にした。
また今度くればいいさ。山は逃げないし。(ホントは家が恋しくなっただけだけど)
そうと決まれば後は早い。逃げ足には定評がある。八方尾根を転げるように下山する、つもりだった。ところが、筋肉痛が酷く一歩一歩がつらい。ゆっくりと下る。こんな足で不帰キレットいってたら大変だったろうな。やっぱ撤退して正解だった。と自分を正当化してみる。
鹿島槍ヶ岳と五竜岳。今回越えてきた二つの山が八方尾根下山途中に並んで見えました。
八方池と白馬。もうガスが上がってきています。
それでもコースタイムどおりに八方池、ケルンと進み、リフト乗り場に到着。
ここからは文明の利器を存分に使う。百名山早周りした外人2人組が「絶対リフトには乗らない」といっていたが、そんなのは無視。今は疲れてるのだ。リフト、ゴンドラと乗り継ぎあっという間9時半過ぎにゴンドラ乗り場に到着。
観光協会の人に日帰り温泉を聞いてみるも、時間が早すぎてまだ開いてないとの事。10時半開店とこの付近では一番早くやっていると教えてもらったみみずくの湯に向かう。行く途中に携帯で帰りの13時台の白馬始発のあずさを予約する。
のんびり歩いて開店30分前に到着。開店一番に入る。ここの露天風呂は外から丸見え。田園風景と白馬が目の前にひろがり展望は良好。だけど外からも丸見え。犬を散歩している若い女性がこちらを見て恥ずかしそうにその場を立ち去ろうとしたが、連れていた犬がその場に座り込んで動かない。男風呂をじっと見ている。女性がすごいあせっていておかしかったかわいそうだった。
1時間以上もお風呂に入ったのち、フロからあがり外に出ると偶然にも、五竜から同じ行程の女性二人組がやってきた。下山後、朝食をすませてから風呂でも浴びようかなとここにきたとの事。偶然の再会にお互い驚く。不帰のキレットを越えると宣言していたのに、ここでばったりでちょっと恥ずかしい。
駅にいくが、予約していたあずさの発車までまだ2時間弱ある。丁度正午頃でもあるのでお昼にしようと思い、駅前の観光協会に紹介された蕎麦やで天ざると生ビールを頂く。
昼飯後、駅に戻り、かみさんへのお土産を買って駅の待合室でぼーっとしていると、二日目冷池で声をかけてきた三人組に再会する。今回の山行を語り合う。定刻どおりに発車したあずさに揺られながら帰途に着いた。
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縦走3日目は4時過ぎに起床。
小屋の前のテラスに出ると朝日を浴びた剣がキレイ。
入山三日目にして初の好天。今日の縦走は楽しめそうだ。朝食は5時。鮭の塩焼き、ハム、のりにおしんこと定番の朝食。ご飯、味噌汁を二杯ずつおかわりして今日一日のエネルギーを十分に補給する。準備を整えたら5時半に小屋を出発。
小屋が見える最後の地点で振り返ると、昨日同宿だった人達が手を振っている。自分も「いってきまーす」と元気にさけんで手を振り返す。
そこからすぐに岩場になる。梯子、鎖が続き、かなりびびる。
口の沢のコルの手前で昨晩夕食が同じテーブルだった女子2人組に追い付く。
久々の険しい岩場に一人で心細かったので、前後に同じ行程の人がいるとホッとする。感謝です。
ここから北尾根の頭までは比較的安心な道(だった記憶がある)。
北尾根の頭を越えるといよいよ険しくなってくる。
赤ざれ 梯子を降りた後のトラバースが結構怖い。
奥に五竜、手前にこれから越えるG4,G5の険しい岩峰が聳え立っている。
振り返ると鹿島槍の綺麗な耳。
左手を見ると斜面に自分の影が映っている。
まずはこの斜面を登る。
その後いくつかの鎖場を越えていき、やがて核心部が現れる。
G4(G5?)の鎖場は、下りに取るとかなりヤバそう。
G5、G4付近の鎖場。正面には五竜がまだまだ高い。
岩場がひと段落したところで、先程の女子二人組が朝ご飯をしているところに遭遇。小屋の弁当はなんと鰻重!次泊まるときは俺も弁当にしようと誓う。
G4を越えると、いよいよ五竜本峰への登り。
長い鎖場をガツンと登り、五竜山頂には10時に到着。
山頂は縦走路を西へ2,3分程いったところ。
鹿島槍、白馬三山、剣、立山、薬師と大展望。槍ヶ岳もちょこっとだけみえた。
山頂から五竜山荘までの下りも岩場で結構しょっぱい。ふらふらになりながら11時前に五竜山荘到着。ここで30分強の大休止。アクエリアスを買って、小屋前のテーブルでぐびぐび飲んでいると女子二人組も無事到着した。キレット〜五竜山荘間の感想を語り合う。岩場ばっかで最後の方は間隔が麻痺してきたとか、ここから唐松までの岩場は楽勝ですよ等々。
小屋から見上げる五竜岳の荒々しい山肌。
二人は今日は唐松岳頂上山荘までとのこと。自分と同じ行程だ。唐松岳頂上山荘での再会を約束して一足先に出発する。
しばらくは平和な道が続く。緩やかにアップダウンを繰り返す。
山荘に近づくと、段々と岩場になってくる。鎖も現われる。
牛首の辺りは八峰にも匹敵する岩場となるが頑丈な鎖が付けられている。それでも足元はばっさり切れ落ちているのでかなり怖い。
牛首の手前で15名程の団体さんをやり過ごす。
ご年配の方が多い。一日の行動も午後になって疲れもたまってくる頃。慎重に、お気を付けて。
このしるしの後に鎖場・真打登場。
唐松岳に向かって左側はばっさり切れ落ちている。ここだけは大キレット並みの岩場(と、自分には思えました)。
鎖場の手前(唐松からくると鎖場の直後)に若い夫婦がへたり込んでいる。かなり緊張しているようだ。
奥さん「今までで一番怖かった。」だんなさん「帰ろうかと思った」。
手にはスキー用の折りたためないストック。初心者のようだ。大丈夫だろうか、ちょっと心配。「鎖場はこの後も続くので気をつけてくださいね」とアドバイスして別れた。
この鎖場を越えるとすぐに唐松岳頂上山荘に到着。ザックをおろしてほっと一息入れているとすぐに女子二人組も到着。互いの無事を祝って手をたたきあう。
テン場は小屋から祖母谷へ向かう登山道の途中にあり、かなり下る。混雑時はテン場を指定されるようだが、今回は平日で空いているのか、特に指定されなかったので、上段のかなり小屋に近いところに張る。それでも小屋までは5分強の登り。
水場はテン場の一番下部にある雪渓から取る。冷たい美味しい水が豊富に出ている。顔を洗い、頭から水をかぶり、おなかいっぱい水を飲む。幸せ。
テント設営後、小屋で生ビールを頂く。入れ方がとても上手で、下界でも滅多にお目にかかれないくらいものすごく美味しい。
今日一日同じ行程だった女子二人組と小屋の前でビールを飲みながら山の話をする。自分と同じ東京の方で、よく行く山域や夏の長期山行の話をした。
ビールが切れたところで雨が降り出した。お互いの明日の山行の無事を祈ってお開きとする。
テン場に戻り夕食を食べる。今日はカレーライス。とても美味しかった。ガスがかかってきて雷がなり始める。少し雨も降ったがすぐに上がり、キレイな夕暮れとなった。
夕暮れの唐松岳のシルエット
※キレット・牛首は、久々の岩場のせいか、自分には大キレットよりも怖く感じました。
レポでは自分の感じたままに書いてみましたが、岩場慣れしている人ならば大丈夫かもしれません。でも危険地帯であることには変わりないので通られる方は極力慎重に行動した方がよいと思います。
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種池山荘0500→0600爺ヶ岳南峰→0610爺が岳中央峰→0710冷池山荘0730→0830布引岳→0910鹿島槍ヶ岳南峰1000→1015鹿島槍ヶ岳北峰→1130八峰キレット→1150キレット小屋(小屋泊)
4時に起床。雨はやんでいるようだ。前日に水で戻しておいたアルファ米の五目御飯を食べる。テントはフライシートが少し濡れているだけ。ほとんど乾いていた。撤収を済ませ、5時に出発。昨日と同じような空。
爺ヶ岳南峰の途中で種池山荘を振り返ります。稜線はまだガスの中です。
これから登る爺ヶ岳もガスに包まれている。登り始めると、段々とガスが晴れてきて、爺ヶ岳南峰では日も差してきた。
冷池山荘で20分ほど休憩をし、鹿島槍のバッチを買う。出発しようとしたところで、昨日種池山荘に宿泊したという3人組に会う。自分と同じ日程で、今日はキレット小屋泊との事。自分達はロートルで今日中に辿り着けるか不安なのでちょっと遅れる・ひょっとしたら冷池山荘に引き返すかもしれないと小屋の人に伝言を頼まれる。
小屋からテント場へは10分ほどの登り。ちょっと離れている。やっぱり昨日は種池山荘にしておいてよかった。
テン場につくとガスが晴れてきて立山・剣も見えてきた。申し分の無い展望のテン場だ。
ここから布引岳までは、好展望の中写真を撮りながらのんびりと登る。
登りついた布引岳では、多くの登山者が展望を楽しんでいる。剣は中腹までは見えるのだが、山頂は見えそうで見えない。それでも中腹の大きな雪渓がとても綺麗に見えた。
これから登る鹿島槍は相変わらずガスの中。どうやらどの方面も主峰はガスがかかっているようだ。
鹿島槍の登りの途中で布引岳を振り返ります。信州側はガスに包まれています。
布引岳から30分強で鹿島槍南峰に到着。山頂はやはりガスの中で展望は無かった。
山頂標識で記念写真を撮り、しばし休憩を取る。キレット方面からやってきたおばさんグループと雑談をする。キレットはやはりかなり怖いようだ。北アルプスの岩稜歩きは4年ぶりなので心細くなる。
爺ヶ岳南峰で言葉を交わした男性と一緒になる。会社を早期退社し、今は自由気ままに山を巡っているらしい。羨ましい。これからキレットを越えるのですかと尋ねると、岩場は苦手なのでこのままピストンするとの事。互いの無事を祈ってお別れする。
南峰からキレットへと進むと、いきなり道が悪くなる。久々の岩岩の登山道にびびる。周囲一面に立ち込めているガスも相まってかなり心細くなり、このまま帰ろうかとも思ったが、とりあえず北峰まで行こうと思い、歩を進める。
南峰から30分程で北峰分岐に到着。ザックをデポし北峰をピストンする。空身だと早い。10分で往復。山頂はガスの中。残念。山頂にいた女性とお互いに登頂の証明写真を取り合う。白馬から入って不帰、八峰を越えてきたとの事。自分と真逆の行程だ。ルート情報の交換をして別れる。
分岐まで戻ると爺、鹿島槍南峰で一緒になった男性が来ていた。折角だから北峰まで来てみたとの事。南峰を過ぎたら急に道が悪くなって怖かったと自分と同じ感想。やっぱり怖いですよねぇ。。。。再度互いの無事を祈ってお別れをした。
ここからは一人旅となる。八峰キレットまではひたすら下る。道はそんなに悪くなく、鎖場もキレットの手前まではなし。
問題の八峰キレットも鎖、梯子が整備されており、拍子抜け。
恐かったのは、キレットを通過してから小屋までの間。
深く切れ落ちた岩場に針金で懸けられた木の足場は今にも崩れ落ちそうで超スリリング。そんな岩場が5,6ヶ所続いた後、岩を回り込むと、唐突にキレット小屋が足元に見えてくる。
急な下りを鎖に頼って下り、最後に小屋の手前に垂直に懸けられた3メートル程の梯子を下るとようやくキレット小屋に到着。時刻は12時ちょっと前。時間的にはなんとか五竜山荘までいけそうだけど、久々の鎖場でかなりグロッキー?でもあったので、当初の予定どおりここで小屋泊とする。一泊二食で9,000円。チェックインを済ませ、寝床を確保したら後は夕飯までまったりビールを飲んで過ごす。ザックからつまみを取出し、小屋で買ったビールを持って小屋前のテーブルで宴会開始。
ガスの為、残念ながら展望のつまみは無いけれど、八峰キレットを越えてきた安堵感もあってかビールが旨い。缶ビールをぐびぐび飲んでいると、冷池山荘で言伝を頼まれた三人組がやってきた。ロートルなんてご謙遜。コースタイムとほぼ変わらない時間で到着。互いの無事を祝い会う。
小屋にはその後も続々と宿泊者が到着。食事も2回転で大入りとなったようだ。
17時に夕飯。ハンバーグにトマト、キャベツの千切り、具沢山の味噌汁。久々の小屋飯は中々美味しくて、ご飯味噌汁とも3杯お替りでおなか一杯。満足しました。
夕食後は、同宿となった単独行の男性2人と自炊室で晩酌。互いに持ち寄ったウイスキーやウォッカを飲みながら山の話をする。二人とも愛知の方。自分はまだ行った事の無い鈴鹿の山や伊吹山の話など、とても興味深かった。
19時前、日没の時間になると、周囲が騒がしくなった。ガスが晴れて、立山、剣が見えるようだ。晩酌を切り上げて夕日を見に行く。雲海に沈む夕陽と、剣のシルエットがとても綺麗だった。
夕陽を見たら後は寝るだけ。寝床は、17時過ぎに飛び込んできた最後の二人組が入って布団一枚に2人の状態になっていた。それでもそんなにギュウギュウな感じではなく、寝返りを打つことも可能で、20時過ぎには眠りに着く事が出来た。
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ところが予定していた8月最初の週末に、台風5号が北海道に接近する事がほぼ確実となってしまったのでやむなく中止に。
急遽予定を変更し、代わりのプランとしていた北アルプス・後立山に行くことにした。
扇沢から入山し、鹿島槍・五竜・唐松・白馬を通って、蓮華温泉に下山の4泊5日の計画。
八峰キレット・不帰キレットの通過と、懸崖の狭間に建つそのロケーションに一度は泊まってみたかったキレット小屋、白馬大池のほとりでテント泊、最後に蓮華温泉の露天風呂でビールを飲みながら山行を振り返るという欲張りなプラン。
久々の4泊以上、荷物の重さに耐えられるか、岩場の縦走は大丈夫か、自分でもちょっと不安。無事に蓮華温泉でビールを飲めるだろうか?
===
8/4(土): 天候:雨時々曇
大宮→(長野新幹線)→長野→(バス)→1015扇沢1030→柏原新道1040→1130ケルン→1330種池山荘(テント泊)
天気予報とにらめっこし、台風5号の北海道週末接近が確実な状況になり、予定を急遽後立山に変更したのが出発の2日前。
夏山シーズンの最盛期、さすがに金曜夜発の電車、バスともに満席で取れなかった為、今回は早朝発の長野新幹線とバスを利用。扇沢には10時過ぎに到着。
天気は曇り。普通なら台風一過の夏空が広がっているはずなのだが、台風の南風が湿った空気を沢山おいていったせいらしい。でも、初日は種池までの短い行程。テント張るまでもってくれれば御の字。
扇沢のバスターミナルで5リットル水を準備し(一気にザックが重くなる。。。)、10時30分に出発。
柏原新道の登山口へは、扇沢バスターミナルから10分ほど車道を信濃大町方面へ下る。
登山口で最終のチェックをしていると、10人位に追いぬかれる。この週末は結構人が沢山入っているようだ。登山口横の駐車場もほぼ満車。
登山口からはジグザグに一気に標高をあげる。尾根に乗るとなだらかな登りとなる。とても歩きやすい。途中、見晴らしの利くところからは、扇沢のバスターミナルが見える。
針ノ木~種池の稜線は雲がかかってほとんど見えない。今日は展望は無理そう。そのうち雨が降り出してきたのでレインウエアを上だけ着る。そんなに強い降り方ではない。小屋に着く頃には雨もやんでいた。
小屋の30分程手前にあるガレ場。落石に注意です。
13時半に小屋到着。コースタイムより早い、順調順調。
もうちょっと頑張れば冷池山荘までも十分行けそうだが初日でもあり、雨も降りそう、それに冷池山荘のテン場は小屋からかなり離れているとの事(15分弱。種池山荘は小屋から3分!)だったので、本日はここまでとし、小屋でテン泊の受付をする。
小屋のすぐ横には、小屋名の由来となったこじんまりとした種池が。
種池山荘の受付はみんな若い女性でかわいい。笑顔もかわいい。こっちも笑顔で受付をする。
「テント場はどこですか?」
と質問したら
「小屋から40分です」
・・・・えっ!事前情報と違う!と目が点に。どーせ遠いなら冷池まで行けばよかったと後悔していると、隣にいたもう一人の受付の女の子(一番可愛かった)が、
「小屋から40mです。」
とすぐに訂正してくれた。あーよかった。ほっとしました。
テント場は小屋から針ノ木の縦走路に入ってすぐ。綺麗に整地され、ペグも使える。水はけも良さそう。張り数も公称20は余裕でいけそう。展望はないけれど中々よいテン場です。
テントを張った後、生ビールを買い、小屋前のベンチで乾杯。宴会をはじめたが、曇りで日差しも無いため、かなり肌寒くビールもいまいち。宴会を早々に切り上げ、小屋の周りを散策する。
小屋から爺ヶ岳の縦走路に向かってすぐの斜面はお花畑になっていて、雷鳥の親子もいた。天気が良ければ爺ヶ岳や針ノ木の展望も良さそうで、とてもよいロケーションにある小屋だ。
テントに戻ってまったりしていると、15時過ぎからかなり強い雨が降り出してきた。
2時間ほど降り続いたようだ。冷池山荘まで行かなくてよかった。
夕食はアルファ米に、100円ショップで買ったビビンバスープの粉末を入れた即席ビビンバクッパ。中々美味、山食に認定します。
夕食後は小屋で買ったビールと、出発前にコンビニで買ったウォッカで晩酌。行動食兼酒のつまみを食べながら、明日以降のスケジュールを検討する。
明日はキレット小屋まで。コースタイムは7時間ちょいと割合楽な日程。目覚ましを4時にセットし、20時前に就寝。夜半過ぎに一旦目が覚めると、結構強い雨が降っていた。明日は雨もやんで鹿島槍を望むことは出来るだろうか?
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北アルプス・裏銀座
8/4(木): 天候:晴れ
三俣山荘0445→0520三俣蓮華岳0530→0630双六岳0650→0730双六小屋0800→0930鏡平0945→1150わさび平小屋→1230新穂高温泉
最終日は4時に起床。夜半に雨が降ったようでテントが濡れているが、天気は申し分なさそうだ。5時前にテント場を出発する。まずは三俣蓮華岳に登る。山頂直下はかなりの急登だが、朝イチの元気パワーで乗り切る。三俣蓮華から双六迄は展望の稜線歩き。
朝日に染まる黒部五郎岳。
昨日通った鷲羽、水晶、ワリモ岳は逆光でシルエットになっている。
これから進む稜線の右手に笠が岳。
残雪と巻道コースの先に樅沢岳。さらにその先に槍ヶ岳、穂高のギザギザの稜線。
この年は確かコバイケイソウの花の当たり年で、黒部五郎のカールは一面コパイケイソウだったらしい。丸山~双六の稜線にもコバイケイソウが咲いていた。
今回の縦走で登った野口五郎、鷲羽、水晶。朝の逆光も解消され綺麗に見えてきた。
双六岳の平らな山頂の先に槍ヶ岳。ずっと見たかった風景に感激する(ホントは午後のほうが順光の槍ヶ岳が見れて良いみたいです)。山頂から双六小屋までは何度も立ち止まって槍ヶ岳の写真を撮りながらのんびりと下った。
双六小屋で休憩をとる。おなかがすいていたので何か食べようと思い売店に向かう。前回2003年の時は牛丼を食べたが、今回はラーメン。中々美味しかった。
8時に下山を開始する。小屋を出ると、いきなり登りとなる。弓折岳と鏡平の分岐までは意外とアップダウンも多い。もう後は下るだけと思っていた体には結構堪える。
花の写真を撮りながら休み休み下る。この頃になると真夏の日差しとなりものすごく暑い。
暑さでふらふらになり、やっとのことで鏡平小屋に到着。
休憩名物のカキ氷を食べてクールダウンする。
槍・穂高には雲がかかっており、鏡池に写る槍穂の姿は残念ながら見れなかった。
ここからは延々と下る。新穂高温泉には12時過ぎに到着。バス停前にある無料の温泉で汗を流す。暑いお湯が日焼けした腕にしみて痛い。売店でビールを飲んで13時40分発の松本行特急バスに乗り帰宅の途についた。
以前から行きたかった裏銀座。天候にも恵まれ良い縦走となった。
欲を言えば笠が岳まで足を伸ばしたかったけど、仕事の関係でもう一日休みを取れなかった為、下山せざるを得なかったのが心残り。ただ、最終日の午後は雷雲も出てきており、稜線にいたら雷にあっていたかもしれない事を考えると今回はこれで良かったのかも。笠が岳は次回に持ち越しです。
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北アルプス・裏銀座
日程:2005年8月2日(火)~8月4日(木)
8/3(水): 天候:晴れ時々ガス
烏帽子小屋0445→0530三ツ岳→0700野口五郎小屋0720→0730野口五郎岳0745→0815真砂岳分岐→0915東沢乗越→1030水晶小屋1035→1100水晶岳→1130水晶小屋1200→1330鷲羽岳→1445三俣山荘(テント泊)
二日目は5時前に出発。天気はよさそうだ。まずは三つ岳まで標高差400mの登り。
砂礫の斜面をじぐざくに登る。
道端にはコマクサが咲いている。
登ると展望が開けてくる。
山頂付近では槍ヶ岳も見えた!
三つ岳山頂からは展望の稜線歩きになるはずだったが、頻繁にガスが沸いてきていまいち。
赤牛の稜線はガスがかかっている。
歩いてきた稜線を振り返る。立山も山頂付近はガスに覆われている。
野口五郎の山頂が近づいてくる。白い山肌がキレイ。
三ツ岳から1時間半で野口五郎小屋に到着。
小屋から5分程で山頂到着。先ほどまで多かったガスも晴れてきて展望も良くなってきた!
白砂に岩が点在していて、平らで広い野口五郎岳の山頂は展望抜群。
赤牛岳。奥に薬師岳。
薬師岳。カールも綺麗に見える。
薬師の左には水晶岳。手前には五郎池。
後ろを振り返ると立山。手前には黒部五郎小屋。
槍ヶ岳と北鎌。ここから見ると、本当に鋭利な鎌のよう。
ここから東沢乗越までは1時間半ほど下っていく。
途中振り返ると、野口五郎岳の白い山肌が大きい。
東沢乗越からは、水晶小屋へ向かって登り始める。
左手は激しく切れ落ちているのでちょっと怖い。最後は赤いザレタ斜面をひーこら登ると水晶小屋に到着。
ここでザックをデポし、水晶岳をピストンする。山頂はガスに包まれて展望はなかったが、雷鳥の親子に逢う事が出来た。
水晶小屋から鷲羽岳は1時間半ほど。ワリモ岳を越えた後、最後の登りがけっこーきつい。辿り着いた鷲羽岳山頂も先ほどの水晶岳と同じくガスの中。
足元に見えるはずの鷲羽池もうっすらとしか見えない。
鷲羽池越しの槍ヶ岳を眺める予定であったのに、残念。
ここから三俣山荘へは急斜面を一気に下る。疲れた足腰にはなかなか辛い。
途中でまた雷鳥に会いました。
へろへろになった頃、15時前に三俣山荘到着。
小屋で生ビールを飲み、つまみをばりぼりほお張りながら、他の登山者と雑談する。黒部五郎側の方は今日は一日中小雨とガスだったとの事。
こちらは時々ガスは出たけれど展望は楽しめた。長野側と岐阜側ではかなり天候が異なるようだ。
さっき降りてきた鷲羽を見ると、ガスもすっかり晴れている。残念。
小屋前からは槍と北鎌がキレイに見える。
テント場は三俣蓮華へ向かう道沿いにある。ちなみにこの道は沢になっている。
前回2003年の立山→槍ヶ岳の時と同じ、中段左手の小広いスペースに張る。沢から一段上がったところにあるので浸水の心配もない。
テントから槍を見る事も出来る。槍と北鎌を眺めつつ、小屋で買ってきたビールを飲み本日の行動終了。
明日はいよいよ双六岳。水晶、鷲羽では見る事が出来なかった槍ヶ岳を見る事は出来るだろうか。
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山域:北アルプス 裏銀座
日程:2005年8月2日(火)~8月4日(木)
8/1(月):
新宿→(ムーンライト信州)→信濃大町
8/2(火): 天候:晴れ時々ガス
信濃大町→(タクシー)→高瀬ダム→ブナ立尾根→烏帽子小屋泊(⇔烏帽子岳往復)
8/3(水): 天候:晴れ時々ガス
烏帽子小屋→野口五郎岳→水晶小屋(⇔水晶岳往復)→鷲羽岳→三俣山荘(泊)
8/4(木): 天候:晴れ
三俣山荘→三俣蓮華岳→双六岳→鏡平→新穂高温泉
2005年の夏山は、以前からずっと歩きたかった裏銀座を縦走する事とした。
日本三大急登の一つであるブナ立尾根、山名が気になっていた野口五郎岳、立山から槍ヶ岳を目指したときに登り損ねた双六岳の山頂から槍ヶ岳を見るのが目的だ。
=====
8/2(火): 天候:晴れ時々ガス
信濃大町→高瀬ダム0600→0630最後の水場→0920三角点→1030烏帽子小屋1040→1120烏帽子岳→1220烏帽子小屋(テント泊)
行きはムーンライト信州。早朝に到着した信濃大町駅は結構混雑していた。扇沢、赤岩尾根に向かう人が多い。
七倉に行く人は少ないようで、タクシーは3人で相乗りとなった。4人ならばタクシー代も安くなるので残念。
七倉のゲートに到着すると、まだ開門していない。開門待ちの間に、ゲート脇のポストに登山計画書を提出する。
高瀬ダムの堰堤上には6時頃到着。これから登る稜線が遥か高い。
朝ごはんのアンパンを食べ、準備を済ませ出発。
しばらくは平坦な道を進む。
ブナ立尾根入り口には7時に到着。最後の水場で4リットル給水し、いざ出発。
(これ以後烏帽子小屋まで水場はありませんでした。烏帽子小屋では、水は小屋から購入です。昭文社の地図に載っている小屋から烏帽子岳へ行く途中の水場はどこに有るか確認できませんでした。登られる方は、水場について事前に確認した方が良いと思います。)
梯子、ロープをまじえた激しく急な登りがしばらく続く。岩場ではないが、落ちたら大怪我必至。慎重に登る。
激しい急登が一段落したところでしばし休憩。烏帽子から船窪に至る稜線は、激しく崩落していて真っ白な山肌が見えている。
その後も急な登りが延々続く。ずっと樹林帯で展望はないが、日もあたらないので助かる。
道が段々と緩やかになる。稜線に出たようだ。そんなに背の高くない木々の間を抜けると赤牛、薬師が視界に飛び込んできて烏帽子小屋に到着。
今まで大半が樹林帯で視界もなかったので、目の前に広がる展望に見とれてしまう。
小屋の前にはお花畑もある。
テン幕の受付を済ませし、テントを設営後、空身で烏帽子岳を往復する。
ニセ烏帽子の登りは、ブナ立尾根で疲労困憊したカラダには結構辛い。
山頂まで登ると尖がった山容の烏帽子岳が目の前に現れる。
槍ヶ岳に劣らずカッコいい。
岩岩で狭い烏帽子岳山頂からは、立山と五色が原が見えた。
しばらく山頂でまったりした後、烏帽子小屋へ戻った。
途中の道にはしゃくなげが咲いていて綺麗。
テン場は、野口五郎への縦走路沿い、小屋からすぐの所にある。
今日のテントは全部で5張程度。裏銀座というだけあって、夏山シーズン真っ最中なのに人も少なく、静かで落ち着いた雰囲気。
小屋で買った缶ビールを飲み、アルファ米の夕飯を食べる。
テン場からは、明日登る三つ岳がおっきく見えた。晴れれば気持ちのよさそうな稜線。明日が楽しみ。明日の好天を期待し、19時過ぎにシュラフに入った。
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北沢長衛小屋0400-0530大滝の頭-0630小仙丈ケ岳-0730仙丈ケ岳-1030北沢長衛小屋-北沢峠1300-1355仙流荘
3時半に起床。ぐっすり眠れたので快調。天気も良さそうだ。手早く朝食を済ませ4時半過ぎに出発。
あたりはまだ薄暗い。針葉樹の森を緩やかに登り、尾根に乗ると北沢峠からの道に合流する。大滝の頭には5時半に到着。
ここからしばらく樹林帯の急斜面。木の根の張り出しを越えるのに苦労する。30分程上るとハイ松帯となり見晴らしがよくなる。
目の前に伸びる小仙丈が岳への稜線を登っていく。
途中、雷鳥が砂浴び?をしている。
小仙丈が岳山頂からは、カールを抱いた仙丈が岳が大きい。
ここからは晴天の稜線歩き。
小一時間で仙丈が岳山頂に到着。
北岳の肩、左側にうっすらと富士山も見える。本邦第一位、二位がそろい踏み。
カールの底には仙丈小屋。
南を見ると、気持ちの良さそうな縦走路が大仙丈が岳を越え、遠くまで続いている。歩いてみたくなった。
下山は花を見ながらのんびり下る。
キバナシャクナゲは快晴の強い日差しの下ではいま一つ。利尻で見た雨に濡れた姿のほうが綺麗に思えた。
テン場には10時過ぎに無事到着。撤収後、長衛ロッジまで移動しビールを飲みながら13時発のバスを待つ。戸台村営バスの運転手さんは、バスガイドも兼ねているようで、途中要所要所で景色の解説をしてくれる。鹿窓が見えるポイントでは、写真タイムの為に一時停止してくれた。
仙流荘でお風呂に入って二日間の汗を流してから、新宿行きのバスに乗り込み、帰宅の途についた。
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新宿行きのJRバスは座席が一席ずつ独立している。座席の前後の間隔も広くてリクライニングもゆったりできる。トイレも着いていて、安心してビールも飲める。かなりお勧めです。
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山域:南アルプス 甲斐駒ケ岳―仙丈ケ岳(2003/6/29-30)
6/29(日): 天気:曇のち晴
尾白渓谷駐車場-七丈小屋-甲斐駒ケ岳-仙水峠-北沢長衛小屋(テント泊)
6/30(月): 天気:晴
北沢長衛小屋-小仙丈ケ岳-仙丈ケ岳-小仙丈ケ岳-北沢長衛小屋-仙流荘-(JRバス)-新宿
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6/29(日): 天気:曇のち晴
尾白渓谷駐車場0430-竹宇駒ケ岳神社0445-0630横手分岐-0800刃渡り-0930五合目小屋-1030七丈小屋1100-1200ご来迎場-1340甲斐駒ケ岳山頂1400-1500駒津峰-1620仙水峠-1700北沢長衛小屋(テント泊)
このころは、夏の北アルプス縦走に備えて、岩場や長時間行動にチャレンジしていた。日本3大急登の甲斐駒・黒戸尾根は、前々から気になっており、6月末の梅雨の晴れ間を狙って登ってみることにした。標高差2200m、今の自分の実力ではどのくらいで登れるのか、タイムアタックだ。
新宿22時発最終の特急かいじに乗って甲府に向かう。甲府には0時過ぎに到着。小淵沢行きの各停に乗り換え、韮崎で下車。予約していたタクシーに乗り、竹宇駒ケ岳神社へ向かう。途中コンビニに立ち寄ってもらい、おにぎり、ビールを購入する。
竹宇駒ケ岳神社の駐車場には1時前に到着。テントを張り、買ってきたビールを飲んで仮眠するが、中々寝付けない。うつらうつらしている間に4時にセットした目覚ましが鳴り始める。おにぎりを食べ、テントをたたみ、出発準備を整える。
4時半に行動開始。竹宇駒ケ岳神社の手前にあるキャンプ場で給水するが、神社境内でも水がコンコンと湧き出ている。こっちのほうが美味しそう。境内は、狛犬や石碑が林立している。不思議な雰囲気。間を通り抜け、本殿左手にある吊橋を渡る。
尾白川渓谷散策路を右に分けると、いよいよ黒戸尾根の急登が始まる。時刻は4時49分。
急な斜面にジグザグにきられた登山道を黙々と登る。時々、深く掘られている道が足下に見える。旧登山道だろうか。横手からの登山道との合流で小休止。時刻は6時半。
今回の山行に備えて購入したオスプレーのイーサー60リットル。重量1.5kg。かなり軽量です。
少し進むと木々が切れ、下界が見える。朝日に川が輝いている。良い天気のようだ。登山口から七丈小屋の上まではずっと樹林帯。ここら辺は広葉樹、標高を上げると針葉樹も出てくる。林床には幽玄な趣のギンリョウソウが咲いている。
突然、辺りの木立が低くなると、刃渡りが現れる。
時刻は8時。登り始めて約3時間。名前の割には怖くない。更に、自分が通ったときはガスに包まれていて、下が全く見えなかった為、全く恐怖感を感じずクリア。むしろ怖かったのはこの後出てくる梯子や桟橋。基本的にはよく整備されているのだが、中には古くていまにも壊れそうなのもある。そこを過ぎると刀利天狗に到着。休憩を取る。このあたりで標高2000mを超える。雲取ならばもう山頂到着なのだが、まだまだ先は長い。
黒戸山はピークを巻く。なだらかに下って9時半に廃墟の五合目屋到着。まだまだ使えそう。
ここから七丈小屋までが最初の関門。
いきなりの長い階段を登ると、鎖、梯子が次々と現れる。渡した板の間から下がよく見える橋は、しっかりした手すりが無くちょっと恐い。
一番やばかったのが七丈小屋の手前。鎖を頼りに岩をよじ登るだが、足の置場がほとんどなく緊張する。
ようやく七丈小屋に到着。時刻は10時半。水場は小屋のすぐ前。おっきなスイカが置いてある。
昼食をとっていると登山者が二人やってきた。一人はあっという間に通り過ぎる。遅れて来たおじさんと話をする。先ほど通り過ぎていった若いおにいさんの連れ。南アルプスがホームグラウンドで、花の写真をよく撮られているとの事。キタダケソウのポストカードを頂く。今日、北沢峠まで行く事を伝えると、仙水小屋の主人に言伝をお願いされた。
11時に出発。すぐにテン場と素泊まりの第二小屋。そこを過ぎると、だんだんと木々が低くなってくる。ハイ松が現れ始める。ずっとかかっていたガスが取れて青空が見えてきた。
山頂を見上げる。まだまだ遠いなあ。
ご来迎場の石作りの鳥居は柱を一本だけ残して粉々になっていた。
このあたりから岩場が多くなってきて、第二の関門がはじまる。山の雑誌などでよく見かける足型がつけられた岩場は高さが3mくらいあるが、岩も鎖もしっかりしているので簡単にクリアできる。
鎖場はその後も次々と現れる。1つ、段差が高くて厄介な鎖もあった。鎖を攀じ登りどんどん標高を上げていく。
登るほどに山頂が近づいてくる。迫力のある大岸壁が目の前に広がる。
振り返ると雲の切れ間から地蔵岳のオベリスクが見える。
2本の刀剣を天辺に突き刺した岩塔を過ぎるとそろそろ岩場も終わる。時刻は13時頃。ハイ松に覆われた北側のなだらかな斜面を進む。振り返ると、登ってきた尾根がかなり下の方に見え、その上に雲がかかっている。
右手には八ヶ岳。
山頂から下山してくる登山者数名とすれちがう。地元の方が多い。みな日帰りだという。すごすぎる。20代くらいのキレイなオネエサンと挨拶を交わす。このオネエサンも黒戸日帰りだって。元気ですねー。自分も行き先を聞かれたので「北沢峠までで、明日は仙丈。」と答えたら羨ましがられた。
摩利支天の分岐まで来ると山頂の祠はすぐそこ。
13時40分、遂に甲斐駒山頂到着。やだー(歓喜の叫び)。9時間かかりました。づがれだー。
山頂は自分ひとりだけ。貸切の展望を満喫する。高気圧の張り出しがまだ足りないのか、雲が多く展望はそれほど利かなかった。
それでも雲をまとった北岳、間ノ岳、北には八ヶ岳も見える。
北岳はここから見ると鋭く尖っている。
鋸岳への稜線は荒々しそう。
摩利支天へと続く稜線には、白砂の山肌に花崗岩がオブジェのように連なっている。
到着時間も遅かったので、あまり長居出来ない。名残惜しいが山頂を後にする。
六方石あたりの登り返しが疲れた体に非常に堪える。
途中途中に咲いている高山植物を眺めながら疲れを癒す。駒津峰から左に分岐し、仙水峠へと一気に下る。
樹林帯の急な下り。疲れているので慎重に下る。途中、見晴らしのよいところで休憩をとる。
甲斐駒の白いきれいな三角の山容が美しい。大岩がゴロゴロしている仙水峠には16時半に到着。
ここからはほぼ平坦な道。途中、仙水小屋に立ち寄り、ご主人に言伝を伝える。
北沢峠のテント場には17時過ぎに到着。余裕で100張は張れそうな広いいテン場は、オフシーズンの日曜夕方ということもあり、自分も含めて3張のみ。
小屋で缶ビールを買い、持ってきたアルファ米のカレーピラフと酒のつまみで今日の激登を静かに回顧する。正真正銘、疲労困憊していたこともあり、19時過ぎには爆睡してしまった。
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槍ヶ岳往復(槍沢)0800-1600明神館(小屋泊)
8/7(木): 天候:曇
明神館0700-穂高神社-0830上高地
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四時半過ぎ、目を覚ます。ご来光を見ようとする登山者でテン場も、小屋前のテラスも賑わっている。山頂も登山者のシルエットで剣山のようになっている。5時前、燕岳のほうから日が昇ってきた。
御来光の混雑がおわった7時ぐらいに穂先に登る。鎖とハシゴがないとちょっと登れなさそうな岩場。最後、二段に分かれてるハシゴを登ると山頂到着。
立山からはるばるきました。ちょっと感動。山頂は自分一人で貸し切り状態。360度の大展望を満喫する。
昨日登ってきた西鎌尾根。笠が岳方向には槍の影がうつる。
南を見やると穂高がかっこいい。
10分程おいてあがってきた登山者達と展望を楽しむ。
山頂でオナラを一発こいたら、OH!と白人さんの悲鳴が。山頂からの景色をビデオ撮影してたらしい。ごめんなさい。
たっぷりと展望を満喫して穂先を後にする。
撤収をしていたら、さっきの白人さんがやってきた。「今日はどこまで?」「もう下ります。」「そちらは?」「穂高まで。」「気を付けて。」お互いの無事を祈って別れる。
八時、下山開始。じぐざぐにどんどん下る。振りかえると穂先と山荘がもうあんなに高い。
殺生小屋はすぐ。途中に湧き出ている水は冷たくて美味しい。上に小屋があるからホントは要煮沸かな?、まだまだ下る。真夏の日差しをさえぎるところがなく、とても暑い。
大喰岳の斜面は残雪とお花畑がキレイ。
大曲の手前、これから槍に向かう登山者が大勢休憩している。「今日は午後から夕立の予報なので急いで登ってる。」と、槍小屋から来たおじさん。
若い頃はガンガン登っていたらしい。服装や装備もしっかり、様になっている。「どこから?」「室堂からです。」「お兄さん、かっこいいね。」ちょっと照れる。
連日の疲れか、昨日雨にぬれたせいか、なんだか熱っぽく調子が出ない。雪渓の雪で額を冷やす。大曲を過ぎ樹林帯に入ると後は延々とほぼ平坦な道がつづく。槍沢小屋には12時到着。お昼を食べる。横尾は13時半。
徳沢の手前から雨が降りだす。雨具を着る。ザックカバーを付けようとしたが小さくて付けられない。サイズは合っているのだけど。縦走で出たゴミがかさばっているようだ。次からはゴミの事も考えなきゃ。
徳沢から明神はもうバテバテ。大曲から下は殆ど写真をとっていない事からもかなり疲労困憊していたのがわかる。16時に着きますと電話で話していた事もあったので、間に合わせるために頑張る。明神館の前のテーブルに倒れこむように辿り着く。時刻はちょうど16時。
受け付けをすませ、部屋に荷物を置いて四日ぶりのお風呂に入る。貸し切りのお風呂で両手両足を思いっきり伸ばし長々とつかる。夕方から雷がなりはじめ、夕立が降り出した。お風呂の後は食堂で夕食。炊きたてのご飯とあったかい味噌汁が本当に美味しい。同じテーブルの人達と山の話を楽しむ。
夕食の後、缶ビールを数本買い、部屋に戻って一人宴会。デジカメの写真を見つつ、今回の縦走の余韻を楽しみ、5日目の夜を過ごした。
最終日、早起きする必要は全然ないのだけれど、昨日までの早起きの習慣が残ってて4時半には目が覚める。
窓の外には朝日に染まる明神岳がキレイ。
明神館の朝食を食べ、7時に出発。
梓川を渡って向こう岸にある穂高神社に詣でる。明神池は朝霧に煙っている。
岳沢湿原を通り、8時半に河童橋到着。橋の上から穂高を見上げるが、雲に隠れている。
バスターミナルに移動。平日の為か、全く並ばずに新島々行きのバスのチケットを取ることができた。友人へのおみやげを購入し、バスに乗り込む。定刻どおりに発車したバスに揺られ、はじめての北アルプスの縦走が終わった。
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三俣山荘0500-(巻き道ルート)-0700双六小屋0750-1400槍ヶ岳山荘(テント泊)
===
縦走4日目になるとさすがに疲れがたまってなかなか起きれない。少し寝坊した。
夜に降った雨でテントが濡れているので水滴を落とし、しばらく乾かしてから5時に出発。三俣蓮華山頂との分岐には30分程で到着した。
疲れているので三俣蓮華・双六の稜線ルートは通らず、巻き道を進む。
この巻き道はカール地形になっていて、緑色の山肌に残雪、花が咲き、小川が流れ、とてもキレイ。逆光の槍ヶ岳のシルエットもかっこいい。
双六小屋には7時に到着。アルファ米にもそろそろ飽きてきたので、小屋でラーメンを頼むが、いまは出来ないとの事だったので牛丼に変更。レトルトなんだけど久々に食べる普通のご飯が美味しい。
随分のんびり休憩し、8時に出発。樅沢岳へは30分ほどの登り。山頂から振り返る三俣蓮華、丸山、双六がキレイ。
樅沢岳を越えると、これから進む西鎌尾根の先に槍ヶ岳がいよいよ大きい。
左手には硫黄尾根の赤茶けた稜線が荒々しい。
途中で雷鳥の家族に遭遇する。人生初雷鳥。興奮して写真をとりまくる。
ここからいよいよ槍ヶ岳への登り。まずはなだらかに登る。
稜線の左手から右手に乗り越すと、徐々に稜線が荒々しくなってくる。鎖も出てくる。右側の斜面は激しくざれていて要注意。この時点で正午ぐらい。双六から4時間経過。
極端に悪いところはそんなに長く続かない。稜線に戻り、岩岩の道を進む。槍の穂先、小槍も見えてきた。
ニセ槍を過ぎると槍の肩までは30分程。随分登ってきたなぁ。
ガレの中をジグザグに登り、14時に槍の肩到着。室堂から延々4日。いやーがんばりました。
小屋でテントの受付をすます。サイトは区画分けされている。テントを張り、小屋前のテラスで槍を見ながら生ビール!
ビールも飲んでしまったし、なによりも疲れていたので、穂先は明日におあずけ。
槍ヶ岳山荘の売店はメニューが豊富。パンやらピザやら沢山買い込んで宴会。生ビールもおかわりだ。
大キレットを越えてきたという単独のおにいさんと意気投合。テラスで2時間は飲んでくっちゃべってただろうか。全然爽やかでないバスの話で盛り上がる。4時頃、雷鳴と共に大粒の雨が降り出したところで宴会終了。お兄さんからワンカップの餞別を頂く。感謝です。
テントに戻ってぬれた体をかわかす。ちょっと熱っぽい。風邪引いたかな。明日はホントはキレットを越えて穂高岳山荘まで進むつもりだったが、体調がいまいちなこともあり、今回はやめにして槍沢を下ることにする。携帯が通じるので明神館に電話し、明日の宿泊を予約する。明日は4日ぶりの風呂と旅館の食事だ!!
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8/4(月): 天候:晴れ時々ガス
薬師峠キャンプ場0445-太郎平小屋-0630北の俣岳-1030黒部五郎岳-1300黒部五郎小屋-1630三俣山荘(テント泊)
昨日の疲れがだいぶ残っていたが頑張って三時過ぎに起床。空には星がみえる。今日もよい天気のようだ。撤収をすませ4時半過ぎに出発。テン場からほんの少し登り木道を進むと太郎平小屋。
なだらかな登りの太郎山を越え、ハイ松に囲まれた道を歩いて6時半に北の俣岳の広い山頂に到着。
雲は多いけど晴れて展望良好。槍、黒部五郎、笠。槍もだいぶ大きくなった。明日には穂先にタッチだ。
歩いていく道の先には木曾御嶽、乗鞍、笠が彼方に浮かんで見え、どこまででも歩いていけそうな気持ちになる。さいこーに見晴らしがよくて、広々してて、さいこーに気持ちのよい頂き。
山頂標識の横に置いてあった看板には「山登りは青春」の文字が。この看板、2、3年後に登った大菩薩の狼平でも見かけた。南のイザルガ岳だったかにもあるってヤマケイJOYにも載ってた。誰が置いていったのだろう。
名残惜しい山頂を後にし、黒部五郎と今回の山行の目標の一つでもある黒部五郎のカールへと進む。
北の俣岳から赤木岳、中俣乗越を過ぎ、2578mのピークを越え、黒部五郎との鞍部まではなだらかで見晴らしも利き気持ちのよい道。
ここから黒部五郎へは標高差300mの大登り。
あせらずゆっくりと登り、10時過ぎに山頂直下の分岐に到着。
ザックをデポし山頂をピストンする。ほんの数分で山頂到着。雲が広がり、北の俣岳の時のような展望は得られなかったが足元に広がるカールが圧巻。山頂からカール側は断崖になってるので要注意。
デポしたザックを回収し、カールへと下る。辿り着いたカールは残雪がいっぱい。残雪の先から流れ出ている雪解け水を掬って飲む。すごく冷たくてとても美味しい。
カールの底で出会ったおじさんは本日は黒部五郎小舎泊まりらしい。「もう近いし、いいよね?」と、何故かこちらに断って、雪渓の融水で作った水割りを美味しそうに飲んでいた。自分もご相伴にあづかる。雪解け水が冷たくて、とても美味しい。今でも忘れらない黒部五郎の水割りの味。
カールから黒部五郎小舎は結構遠い。1時間半ほどかかる。潅木帯まで標高を落とし、木々が切れてきて赤い三角屋根が見えてきたら黒部五郎小舎到着。時刻はちょうど13時。
小舎でジュースを買いお昼とする。広々とした草原になっている。小舎前の広場にはテーブルがいくつか置かれている。登山客が思い思いにくつろいでる。
緑の中に赤い三角屋根の黒部五郎小舎がちょこんと立っている。日本離れした景色。アルプスの少女ハイジにこんな風景がなかったっけ。とても不思議でとてもステキなトコロ。
三俣方面へは小舎の裏手、いきなり灌木帯の急登。下を向いて黙々と登る。木の枝が道に張り出しており、気を付けないと頭をぶつけてしまう。一時間弱でなだらかになり、しばらくいくと黒部乗越の分岐に到着。三俣蓮華は登らず左手の三俣山荘への巻き道に入る。ほぼ平坦、見本的な巻き道。左手の黒部源流の斜面にはお花畑が広がる。
なだらかに下ってテン場を抜け、ハイ松のトンネルを潜ると今日の宿泊地三俣山荘に到着。時刻は16時半だった。
テン場は小屋から三俣蓮華へ登る沢沿いの道の両側に点在している。張り数は結構多い。水場は小屋に一番近い場所にあり、ホースからじゃんじゃか出ている。トイレは小屋で、ちょっと離れている。ビール飲み過ぎに注意。沢からちょっとあがった場所にテントを張る。
テントから明日登る槍が見える。北鎌が荒々しい。
小屋で買った缶ビールで、槍と乾杯し、今日の行動終了。夜少しだけ雨に降られた。
3日目は、アップダウンも程ほどで気持ちのよい縦走。北ノ俣、黒部五郎、カール、黒部五郎小舎と印象に残る景色にいっぱい出会えた。カールはまたいつか再訪して、のんびりと楽しみたい。
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五色ヶ原山荘0430−0700越中沢岳−0830スゴの頭−1000スゴ乗越小屋−1430北薬師岳−1600薬師岳−1800薬師峠キャンプ場(テント泊)
===
二日目は三時過ぎに起床。朝食はお湯で戻すおかゆ。泡を食べてるようで美味しくない。 はっきりいって不味い。撤収に手間取り出発したのは4時半。
今日はコース12時間の長丁場、頑張っていきますか。天気は良さそう。朝イチの登りで鳶山の山頂に立つ。五色が原の池塘が朝日に輝いている。
南東の方角に目をやるとこの山行で初めて槍が見えた。あと二日後にはあの頂に立つ予定だが、今はまだまだ小さくしか見えない。ほんとに辿り着けるのか、少し弱気になる。
越中沢岳へ向かう稜線の右手は立山カルデラにむかって切れ落ちている。灌木帯まで高度を落とした後、緩やかに登っていく。
あたり一面が開けてくる。とても気持ちのよい広い斜面をすすみ越中沢岳山頂に到着。
山頂からは薬師岳が大きくみえる。中腹の緑と稜線の白のコントラストが美しい。
振り返ると、立山の左手に剣が見える。
15分程休憩の後出発。ここからスゴ乗越小屋まではアップダウンが激しい。ガイド本でも要注意の区間。越中沢岳山頂−スゴ乗越小屋間は写真を一枚も撮ってない。よっぽどハードだったのだろう。
越中沢岳山頂を過ぎるといきなり急な下りになる。ここで派手にすっころんでふくらはぎを負傷。ガーゼと包帯でセルフレスキューした後出発する。この後も段差の大きな下りが続き慎重に進んでいく。下りきると次はスゴの頭まで約200mの登り返し。その後また思いっきり下るとスゴ乗越に到着。まだ終わらない。止めを差すようにもう1ピーク越える。最後に小屋へ100m弱の登りをこなすとようやくスゴ乗越小屋。ヘロヘロになって到着。30分ほど休憩をとり昼ごはんを食べた後、薬師に向けて出発。ここからまた600mの登り。間山を越えるとガスがかかってきた。
スゴ乗越の上り下りで相当体力を消耗した為、大幅にペースダウンしたが、なんとか北薬師に1530に到着。さっきまでかかっていたガスがとれ、金作谷カールがキレイに見える。
北薬師の山頂標識には「ここで雨なら稜線風雨 荒天時薬師越えは無理」と書かれている。確かにここからしばらく稜線が細くなる。
薬師山頂が近くなると道も広くなる。右手には岩礫の斜面が広がる。遥か下に有峰湖が見える。最後の登りをなんとかこなし、本日最後のピーク薬師岳に到着。展望は良好。谷を隔てて水晶、赤牛、野口五郎が見えた。
山頂にいたおばさんに写真を撮ってもらったら、上が切れてて薬師岳が楽師岳になってしまった。あんなに苦労して登ったのに楽師岳とは(笑)
この時点で既に16時過ぎ。 ここからテント場まではまだ1時間半。なだらかな石ころの斜面を下り薬師岳山荘の前を通り過ぎ、最後は枯れ沢の中を下って18時にテント場到着。本日の行動ようやく終了。トータル14時間弱の行動、さすがに疲れたのでお酒も飲まず20時前には就寝となった。
薬師峠のテント場はスペース自体は広いが平らな面が少ない。自分が到着したときは時間も遅く、すでに斜面しか開いていなかった。トイレ、水場は歩いてすぐ。夕方に太郎平小屋の人がテント場代徴収とビール販売にくるようだが、自分が到着したのが遅かったのでビールにはありつけなかった。残念。お酒は明日に持ち越しです。
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山登りを初めて四年目、北アルプスはじめての縦走は立山から槍ヶ岳、ダイアモンドコースにチャレンジした。
山域:北アルプス 立山-槍ヶ岳
日程:2003年8月2日(土)~7日(水)
8/1(金):
新宿都庁BT2230-(さわやか信州号)-0700室堂
8/2(土): 天候:晴れのちガス
室堂0800-一の腰-雄山・大汝山往復-龍王岳-ザラ峠-五色ヶ原山荘(テント泊)
8/3(日): 天候:晴れ
五色ヶ原山荘-越中沢岳-スゴ乗越小屋-薬師岳-薬師峠キャンプ場(テント泊)
8/4(月): 天候:晴れ時々ガス
薬師峠キャンプ場-太郎平小屋-北の俣岳-黒部五郎岳-黒部五郎小屋-三俣山荘(テント泊)
8/5(火): 天候:晴れ時々ガス
三俣山荘-(巻き道ルート)-双六小屋-槍ヶ岳山荘(テント泊)
8/6(水): 天候:晴れのち曇
槍ヶ岳山荘-槍ヶ岳往復-(槍沢)-明神館(小屋泊)
8/7(木): 天候:曇
明神館-穂高神社-上高地
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8/2(土): 天候:晴れのちガス
室堂0800-0845一の腰-0930雄山・大汝山往復-1200龍王岳-1430ザラ峠-1500五色ヶ原山荘(テント泊)
テント3泊以上は自身初。距離も初の50km以上と初めてづくし。何度かの単独テン幕山行やほぼ毎週の日帰り山行、岩場、標高差の大きいコースの一日踏破等で自信を付け、食料装備も万全に準備して臨んだ。
行きはさわやか信州号を利用する。新宿都庁バスターミナルを2230に出発。バスはほぼ満員。座席があまり広くなく、男二人だと腕と腕が触れ合う位の広さ 夏の夜にゆきづりの男と汗ばんだ肌と肌を触れ合う、ぜんぜんさわやかでない状態のまま一晩バスに揺られ、翌朝7時過ぎに室堂到着。
天気は晴れ。真夏の日差し。この年は中々梅雨があけず、やきもきしていたのだが、どうやら梅雨あけした模様。ホテル立山の軽食コーナーで朝ご飯を食べた後、ホテル立山から地上に出ると、立山が目の前に。
豊富に水が湧き出ている玉殿湧水で今日の行動分の水を汲んだ後、8時に出発。
スタート地点のホテル立山は登山客や観光客で賑やか。
まずは一の腰から雄山、大汝山を目指す。
途中雪渓を通り過ぎる。真っ青な空と白い雪渓が綺麗。
雄山までは観光客や登山客で大混雑。
45分で、一の腰に到着。ここからの登りは結構岩ゴロ。それなりに慎重に登る。
雄山まで登る途中、室堂を見下ろす。残雪とみくりがいけがとても綺麗。
30分ちょいで雄山到着。南には今日の宿泊地五色が原が遠くに見える。
500円払って祈祷をうける。御神酒をいただき、今回の山行の無事を祈る。
最高点の大汝山はここから10分ほど。登山者が列をなして登る。
大岩の間にある山頂標識を手に記念写真を撮った後、一の腰まで戻る。相変わらず雄山へは人が途切れることなく登ってくる。これから登る龍王岳の荒々しい山稜が目の前に。
一の腰にデポしたザックを担ぎ直し出発。ここからがホントの縦走だ。
浄土山への登りの途中から雄山をふりかえる。とんがっていてかっこいい。
龍王岳は山頂には登らない。鬼岳との鞍部まで一気に下る。
雪渓、鎖場はたいした事はない 辺りはガスにつつまれ展望はきかないがお花畑が綺麗。
鬼、獅子岳のアップダウンはあまり記憶にない。記憶にないってことはそんなにはきつくなかったのかも。ガスのなかザラ峠に到着。
ここからはちょっとだけ登る。木道が出てきたら五色が原山荘はもうすぐ。15時過ぎに到着。ザラ峠から30分程。
生ビールを買い、小屋の前のベンチでくつろぐ。小屋の前はお花畑。
テン場は小屋から5分ほど下る。結構広い 給水施設あり。
トイレもすぐそば。綺麗さは白馬のテン場のトイレと同じくらい。
小屋で買ってきた缶ビールを、テン場の横を流れる小川で冷やして飲む。
夕飯はフリーズドライのカレーピラフを食べる。なかなか美味しい。
となりの大学ワンゲルのテントが賑やかだったが19時過ぎには静かになった。マナーがいい。自分も20時頃には眠りについた。夜は雷がなっていたが雨には振られずにすんだ。
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8/14(月): 天候:晴れ
荒川中岳避難小屋0345-0445悪沢岳-0630千枚小屋-1015椹島ロッジ
椹島ロッジ1300-(東海フォレスト送迎バス)-1400畑薙第一ダム
畑薙第一ダム1425-(しずてつジャストラインバス)-1756JR静岡駅
JR静岡駅1815頃-(ひかり)-自宅2100頃
====
展望を楽しんだ後、5時半に下山を開始した。日も昇りすっかり真夏の空だ。
丸山までは岩稜帯を進む。丸山を過ぎると稜線が細くなる。両側も切れ落ちてきて結構際どい感じの道になる。少し緊張するが、道の両側は花が沢山。マツムシソウ、タカネナデシコ、タカネビランジ、他にもいっぱい咲いている。 お盆休みに突入したせいか、千枚小屋から上がってくる登山客がすごく多い。すれ違いで何度も待たされるが花を見て楽しむのであまり苦にならない。振り返ると悪沢岳と昨日泊まった中岳が見えた。
千枚岳の手前は滑ったらやばい感じの岩場。慎重に登りきると千枚岳山頂に到着。
ここからは下りとなる。千枚小屋に下る途中、山岳レスキュー救急隊員がものす ごい勢いで通り過ぎていった。昨日の悪沢のビバーク者の救出かな?ご苦労様です。
千枚小屋には6時半に到着。ここでしばし休憩。トイレ、給水をすませ7時に出発。
基本的にずっと樹林帯の下りだが、途中一ヶ所見晴らしが利くところがある。ここから見える赤石・小赤石はてっぺんを雲に隠していた。
縦走も4日目と終盤で疲れも出てくるが頑張って下る。あと1時間で椹島ロッジに到着というところで、突如モーレツな岩山の登りが出現。まさかのサプライズ。
正規の登山道が崩落してつけられた道らしい。下りモードに慣れきってたからだには非常にきつい。それが終わると今度は急な下りが現れる。疲労もMAXに近いので慎重に下る。吊橋を渡り川沿いにつけられた平坦な道を進んで林道に出れば椹島ロッジはすぐそこ。10時15分に無事到着。いやーつかれました。
次のバスは10時半。今からでも乗られるとの事だったが、4日ぶりのシャワーと、ロッジで生ビールを飲みたいので13時のバスを予約。
道路を隔ててロッジの向かい側にある建物でシャワーを浴びたら、お待ちかねの生ビール。あまりに美味しいので2杯飲んじゃいました。
ロッジの前のテン場は芝生でとても気持ち良さそう。ここに泊まって生ビール飲むのも悪くないなぁ。
まったりしてると続々と下山者が集まってくる。中岳避難小屋で知り合った人達もいる。
赤石岳で知り合った3人組のお兄さん、栃木のおじさんも降りてきた。お疲れさまと声をかけあい、ビールで乾杯する。そろそろバスの出発時間。まだお昼を過ぎたばかりだけど静岡迄バスで戻る人には終バスだ。
助手席が全部埋まる程の満員になったバスは定刻よりちょっと遅れて出発した。
途中、畑薙大吊橋でバスを待っていたパーティ、捻挫した仲間だけ乗せてほしいと頼むが小屋を利用していなかった為あっさりと却下される。噂には聞いていたんだけどホントに乗れないんだ。驚きです。
畑薙ダムで路線バスに乗り換え、静岡駅には18時過ぎに到着。
駅弁買って東京行きのひかりに飛び乗り、缶ビールのプルトップを明けたら今年の夏山が終わった。
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8/14(月): 天候:晴れ
荒川中岳避難小屋0345-0445悪沢岳-0630千枚小屋-1015椹島ロッジ
椹島ロッジ1300-(東海フォレスト送迎バス)-1400畑薙第一ダム
畑薙第一ダム1425-(しずてつジャストラインバス)-1756JR静岡駅
JR静岡駅1815頃-(ひかり)-自宅2100頃
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久々の小屋泊まりのせいか、眠りが浅い。23時に目が覚めてしまった。今起きるのはあまりにも早すぎる。何とか二度寝しようと頑張るがなかなか寝付けない。そうこうしていると1時過ぎに突如となりの中年夫婦の目覚ましがケタタマシクなり始める。
おいおい、もう起きるのか!?と目が点になっていると、ホントに起き出して身支度を始めている。コンビニ袋がガサゴソうるさい。まだみんな寝てるよ~迷惑だなあと思っていると、あろうことかヘッドランプを付け出した。あのー、顔にライト、当たってるんですけどー。。。。
中年夫婦はひとしきり暴れまくった後、1時半過ぎに1Fに降りていった。ほっと一安心。下でも何事か騒々しくしていたらしく、小屋番さんに「まだ夜中です。静かにしてください」注意されていた。本当にそのとおりです プンプン。
この騒動で、みな目が覚めてしまったらしく、2時過ぎには一人二人と起き始めた。自分も悪沢岳の山頂で朝日を見る為に、いつもより早く2時半過ぎに起きる。外はまだ真っ暗だ。星がとても綺麗。今日は快晴になりそう、期待が膨らむ。
例によって前日夜に仕込んでおいたアルファ米を食べ、身支度を済ませた後、3時半に小屋を出発。出る時、小屋番さんから「まだ暗いから気をつけて」と声を掛けられる。やさしい小屋番さんだ。お礼を述べ「また来ます!」と答え出発。前日の遭難騒ぎで仲良くなった同宿の栃木のおじさんと一緒に歩き始める。
辺りはまだ夜の雰囲気。暗くてはっきり見えないが左右は結構切れ落ちてそう。道もはっきり見えない。一人だと心細くなるところだ。同行してくれたおじさんに感謝。今まで登った山の話をしながら進む。
中岳と悪沢岳の鞍部に降り立つ。ここからは山頂目指しての急登、ちょっとした岩場もある。ゆっくり登っていくからと言うおじさんと別れ、日の出に間に合うよう急いで登る。ちょっとビビっていた岩場は、北岳山荘から北岳山頂への稜線くらいの感じでそれほど難儀もせず通過。その後も暫く急な登りが続いた後、なだらかになったところで4時半過ぎに山頂に到達。小屋からちょうど一時間かかった。辺りは大分あかるくなってきたが、日の出にはまだもうちょっとかかりそう。岩陰で風を避けながら日の出を待っていると、5時過ぎに朝日がのぼってきた。
期待していたとおりの快晴の中、日の出を迎える。山頂標識が赤く染まっている。
赤石岳も朝日でちょっと赤みがかって見える。
この日は本当に快晴で、山頂での360度の展望を思いっきり楽しんだ後、5時半に下山開始。
(続く)
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8/13(日): 天候:ガス後晴れ
百間洞山の家0500-0700赤石岳-0900荒川小屋-荒川前岳-荒川中岳-1115荒川中岳避難小屋(小屋泊)
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縦走三日目は5時前に出発。まずは百間平までの登り。起き抜けの体には中々キツイ。辺りは一面ガスで真っ白。ホントに平らな百間平を過ぎると馬の背。登山道の左側は激しく崩落している。馬の背の途中でガスが一瞬切れ、昨日登った聖岳の姿が。
赤石の山頂から聖が眺められるかなと期待して登ったが、残念ながら山頂はガスの中。
山頂で一緒になった3人組のお兄さん達に写真を撮ってもらう。お兄さん達とはこの後同じ行程となり、中岳避難小屋や椹島ロッジで一緒にビールを飲み山話を楽しんだ。
稜線を小赤石岳へ向かう。ちょっと下って登り返すと小赤石岳山頂。ここも一面ガスの中。
小赤石から大聖寺平へは、岩ゴロの急斜面をジグザグに300mほど下る。
大聖寺平からは進路を右に変え、荒川小屋まで気持ちのよいトラバース道。辺りにはマツムシソウが沢山咲いていた。
荒川小屋で30分程休憩。荒川小屋一帯は真正面に赤石岳が見え、とても感じのよい場所だった。テント場は小屋から3分ほど下ったところ。すぐそばに水場がある。美味しい水がじゃんじゃん出ていた。
豊富な水を利用してか、小屋ではなんと讃岐うどんが売られていた。次回は是非食べなきゃ。
ここからは荒川前岳と中岳の稜線目指して300mの急登。赤石を背にせっせと登る。
だんだんと稜線が近づいてくる。雲間から青空も見えてくる。
約1時間半の登りで稜線に到着。ザックをデポして前岳へ向かう。ほぼ水平な道を5分程で前岳山頂に到着。山頂から中岳と悪沢岳が並んで見えた。
デポしたザックを回収したら、次は中岳へ。ほんの5分で到着。山頂直下にある中岳避難小屋には11時過ぎに到着。
ここでしばらく思案。この時間ならば千枚小屋まで行くことも可能。そうすれば明日は日中のうちに東京へ戻れるが、雷も心配。空模様もなんとなく怪しい。昨日のように14時前に雷がくると、稜線で遭遇する可能性が大きい。もっと重要なのは、東海フォレストのいずれかの小屋に泊まらないと帰りのバスにも乗れないという事。千枚小屋で食事付きで泊まっても良いが、非常に混みそうだ。中岳避難小屋はそんなに混雑しなさそう。稜線で天の川やご来光も拝みたい。。。といろいろ思案の末、天の川と来光を取ることとし、本日はここで行動終了。小屋に宿泊の手続きをする。
素泊まり一泊4500円。行きの東海フォレストのバスで貰ったチケットを出して3000円引き。領収書を貰う。この領収書が無いと帰りのバスに乗れなくなるので要注意。手続きと同時に悪沢岳の山バッジを購入したら台紙に当たりの文字が。なんとくじ付きで、小屋番さんからコーヒーをサービスしてもらった。
この日は、自分の後も続々登山客が到着し、全部で20数人の宿泊になった。シーズン一番の大入りになったそうだ。それでも小屋はそんなに混雑せず快適に過ごす事が出来た。
手続き後、外でのんびりしていたら、昨日百間洞でお隣さんだった関西のお父さんがやってきた。しばらく話し込む。荒川小屋にテントを張って悪沢をピストンしてきた、今夜は荒川で明日は小兎にテン幕の予定との事。お互いの今後の無事を祈ってお別れした。
心配していた雷は来なくて、夕方には天気も回復し、悪沢岳から間ノ、農鳥、塩見も見ることが出来た。
夕食後、小屋の外に出て宿泊者数人と悪沢岳を眺めていたら、どこからか「おーい」と叫び声が聞こえてくる。
はて、どこからだろう、空耳かなとみんなで話あっていたのだが、そのうち一人が「悪沢の方から聞こえてくる」と言い出した。ほんまかいなと耳をすまして聞いてみると、ほんとだ。聞こえてくる。一緒に聞いていた一人が小屋番から双眼鏡を借りてくる。双眼鏡を覗くと、悪沢の斜面、崖の上、岩の辺りに2人程、人の姿が。ストックを振りながら「おーい」と叫んでいる。
すわ遭難!?と小屋は大騒ぎ。無線で救助隊と連絡をとったのち、小屋番さんが遭難者のとこへすっ飛んでいき、3,40分程してすっかり暗くなってから戻ってきた。
沢登りをしていて、最後の詰めのところで誤って崖に迷い込んでしまったらしい。沢登りでビバーク装備や食事も充分にあるようで、一晩はなんとか過ごせそう。すでに日もとっぷりと暮れていて、夜間の救出活動は危険が伴うので、翌日早朝から救出を行う事となった。
明日の快晴、悪沢山頂でのご来光と、ビバークした二人が明日早くに救助される事を願いつつ、20時過ぎに就寝。
三日目は行動は短かった分、のんびりと山での時間を楽しんだ。小屋番さんや他の宿泊者と会話を楽しむことも出来た。最後には遭難に遭遇するという奇特な体験も出来、盛りだくさんの一日であった。
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8/12(土): 天候:曇時々雨
聖平小屋0430-0700聖岳-0900兎岳-1130中盛丸山-1215百間洞山の家(テント泊)
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縦走二日目は4時前に起床。周りのテントはかなり早くからガサゴソ始まっていたが、自分は前日のうちに朝食を作っていたのでゆっくり目に起きる。
今回の縦走では軽量化の為、食事は全て尾西食品の2食入りアルファ米にして、前夜にお湯で戻して1食分食べ、残りは朝食にした。朝お湯を沸かす手間が省け、起床~撤収の時間短縮に役立ったけれど、やっぱり量的には不足していたようで、山小屋に着くたびにカレーやらラーメンやら頼む羽目に。食料計画ちょっと失敗。
朝食、撤収、給水を済ませ4時半に出発。しばらくは木道を進む。上河内岳分岐を過ぎると登り始める。周囲が白み始めるが一面真っ白、ガスの中。 マルバダケフキのお花畑を黙々と登っていく。
森林限界を超えるとすぐに小聖岳に到着。目の前の聖が高い。
雨が降り出したので上着だけ雨具を羽織る。聖岳へは、岩礫の急斜面にジグザグに登山道がきられている。かなりの急斜面だったけど、ずっと前から登りたかった山でもあったのでハイテンションで一気に登りきる。
一時間程の頑張りで聖岳山頂に到着。小広い山頂からは明日登る赤石岳が真正面に見えた。
10分程休憩の後、出発。ここからは兎岳、小兎岳、中盛丸山、大沢岳とアップダウンが激しくなる。先ずはしばらく稜線を進み、細くなってきたところで尾根を外して下り始める。尾根の左側は激しく崩壊している。兎との鞍部まで標高差400mを一気に下る。最後のほうは道がかなりざれざれで、滑らないよう慎重に下る。
灌木帯に入るとコルに到着。ここからまた急登を200m登り返す。周りがなだらかになって、左手にぼろぼろの兎岳避難小屋が見えてくれば間もなく兎岳山頂に到着。
さっきまで降っていた雨もあがり、薄日も差してきた。昨晩聖平で同宿(同テン?)した関西出身のお父さんと山座同定を楽しむ。このお父さんとは百間洞のテン場でお隣さん同士になりビールを一緒に飲んだ。
展望は結構利いていて、聖・赤石、塩見、これから進む小兎、中盛丸山、大沢も見える。中盛丸山と大沢の登りがきつそう。
中でも目立っていたのは西に見えた茶臼岳。ちょこんと尖った山容が特徴的。登ってみたくなった。
兎岳から小兎岳へは、一旦下って(程々の斜度で広くて気持ちいい斜面)ちょっとだけ登り返す。小兎岳の山頂標識は特に見当たらなかった。山頂を過ぎて暫く行くとテントが張れそうな場所があった。水場の標識もあり、ここで一泊も出来そうだ。
兎岳山頂からまたまた100m下り、中盛丸山との鞍部に到着。ここから見上げる中盛丸山は非常に急峻。正面の尾根は岩場が危ないようで、登山道は途中から尾根を外して付けられていた。
鞍部から中盛丸山へは約150mの登り。聖・兎に比べれば、数字的には全然大した事はないのだが、疲労が蓄積してきたせいもあってか非常に辛かった。山頂につく頃にはかなりバテバテで、本日最後のピーク大沢岳はパス。大沢岳の鞍部から小屋へのトラバースルートを約30分程で本日の宿泊地、百間洞山の家に12時過ぎに到着。
テン泊は本日2人目だったので、小屋から近い下のテント場に張ることができた。それでもテン場から小屋へは沢沿いの歩きにくい道を5分ほど。トイレが億劫になりそうな距離。ビールは控えなきゃ(無理か。。)
テント設営後は、小屋でカレーを食べる。やはりアルファ米1/2袋では全然足りてない。コロッケまで頼んでしまった。
ここの小屋は黒エビスビールがおいてあったりする。迷わず1本注文。コロッケをつまみにぐびぐび。うまいなぁ。2007年は赤や緑エビスを希望します。
テン場でビールを飲んでいると、兎岳で一緒になったお父さんが到着。今日のテン泊3番目だったようでお隣さんになる。ビールとつまみ兼夕食を食べながら山の話で盛り上がる。関西からの遠征で、西沢渡に車を止めて聖・赤石・悪沢をピストンしてまた西沢渡に戻るとの事。ザックも余裕で20kgオーバーありそう。すごいパワフルなお父さんです。
酒も飲んでお腹もふくらみ、丁度日も暮れてきた19時過ぎにシュラフに潜り込み、二日目終了。
2日目は、行動中はなんとか小雨程度で天気はもってたが、テントを張った後、14時ぐらいにものすごい雷鳴と共に霰・雨が降り出し、1時間程続いた。翌日中岳避難小屋の管理人さんに聞いた話では、稜線でこの雷雨にあった登山者が低体温症状で小屋に担ぎ込まれたとの事。早出早着は大切ですね。
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2006年の夏山は、勤め先で異動があり、連続1週間休暇が取れる事となったので、かねてから行きたかった南アルプス南部、聖・赤石・悪沢を登る事とした。
山域:南アルプス南部 聖・赤石・悪沢
日程:2006年8月11日(金)~14日(月)
8/10(木):
JR東京駅2350-(JRバス関東 ドリーム静岡・浜松号)-0430JR静岡駅
8/11(金): 天候:晴れ時々曇
JR静岡駅0543-(しずてつジャストラインバス)-0900畑薙第一ダム
畑薙第一ダム0910-(東海フォレスト送迎バス)-0950聖岳登山口
聖岳登山口1030-1130聖沢吊橋-1400滝見台-1500聖平小屋(テント泊)
8/12(土): 天候:曇時々雨
聖平小屋0430-0700聖岳-0900兎岳-1130中盛丸山-1215百間洞山の家(テント泊)
8/13(日): 天候:ガス後晴れ
百間洞山の家0500-0700赤石岳-0900荒川小屋-荒川前岳-荒川中岳-1115荒川中岳避難小屋(小屋泊)
8/14(月): 天候:晴れ
荒川中岳避難小屋0345-0445悪沢岳-0630千枚小屋-1015椹島ロッジ
椹島ロッジ1300-(東海フォレスト送迎バス)-1400畑薙第一ダム
畑薙第一ダム1425-(しずてつジャストラインバス)-1756JR静岡駅
JR静岡駅1815頃-(ひかり)-自宅2100頃
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8/11(金)
初日のうちに聖平まで上がっておきたかったので、東京駅・前夜発の夜行バスを使った。シートは一人一席でリクライニングもたっぷり取れ快適。しっかり寝ることが出来た。JRバスは以前も甲斐駒・仙丈の帰りに仙流荘→新宿行きを使ったことがあるが、同様に快適な車両だった。今後も目指す山のアプローチにJRバスがあれば是非使いたい。静岡駅には早朝5時前に到着。畑薙行きのバス停はJRバス停から徒歩30秒程度。
1時間ほどの待ち時間でバス到着。このバスはザック10kg以上で荷物料金(大人料金の半額)をとられる。今回はモンベルの軽量ザックや食料をフリーズドライにする等の軽量化を図ったおかげでザックは10kg未満。目出度く荷物料金は無し。
ちなみに重量測定はザックだけ。量る時にザックから重そうなものを外せばクリアできるかもしれない(実際同じバスのおばちゃんは、ザックからドリンクや食料を、おいそらちょっと外しすぎだろうってくらい外して手提げ袋に入れて10kg未満を達成していた)。
バスは定刻通りに出発。平日金曜のためか、座席は半数ほどしか埋まらなかった。静岡の市街地から郊外・山間部へと進んでいく。終点の畑薙迄約3時間。途中で添乗員のおねいさんが、料金徴収と登山計画書の受取をはじめる。登山計画書を持っていない場合は用紙をくれるので、車内で作成することも可能。2回のトイレ休憩の後、9時前に、畑薙第一ダムの手前、駐車場入り口で下車。ここで東海フォレスト送迎バスに乗り換える。
バス亭のすぐ近くに水場があるようだが、今日の行程は水場が豊富なので汲まなかった。但し、聖岳登山口周辺では給水できそうなところは見当たらなかったので、必要ならばここで汲んだほうがよいと思う。
登山口バスはほぼ満席。出発してすぐに道路工事の為、しばらく通行止めをくらう。おかげで聖沢登山口には30分弱遅れて到着。静岡駅から4時間半かけて登山口到着。いやー 遠かった。
行動食のアンパンをちょっと食べ、荷物を点検したらいざ出発。
登り始めてしばらくは植林帯。 遠路はるばる南アルプスまで来たけれど、 なんだか奥多摩か高尾のような風景が続く。
水場で給水の後、聖沢吊橋に到着。この付近で右のふくらはぎに鋭い痛みが。すわ、断裂か!?と思ったが、普通に歩けるので大丈夫かと思い、そのまま進む。痛みの正体はテント場で明らかになる。
南アルプスを目指すうえでの懸案事項がこれ。 実は私、かなりの高所恐怖症。岩場は結構平気なんだけど、つり橋は、、、 という訳でかなり心配していた。 渡れなければここで撤退!?とも考えていたが、その場に来て見たら案外平気で、すいすい渡れてしまった。次は畑薙大吊橋にチャレンジか!?
つり橋を渡ると、樹林帯の登りが続く。小沢を何度か越える。小沢ではみな給水可能。
さすが南アルプス。この登山道では水には困らないようだ。
約2時間ほど登ると滝見台に到着。
明日登る聖岳が見える。 カッコイイ。
滝見台の足元は相当切れ落ちていて結構怖い。 足元に見えるのは聖沢。
滝見台を過ぎると、登山道は段々と下っていき、先ほど足元に見えていた 聖沢に辿りく。ここからは川沿いに平坦な道。もう一度聖沢を渡ると 今日の宿泊地聖平小屋に15時過ぎに到着。今日は約4時間半の行動。
テントの受付をすると、小屋番さんから熱いお茶とクッキーのサービス。有り難い。
缶ビールを買ってテント設営に戻る。
水場も小屋の前。トイレも綺麗。缶ビールもすぐ横の沢で冷やせる。
とてもいい感じのテント場。登山人生の中の5本の指に入るテント場。
聖沢吊橋付近で痛みがあった右ふくらはぎをみると、なんと大きな刺し跡が、どうやら蜂にさされた模様。赤く腫れている。子供の頃スズメバチに刺されたことがあり、そのときは3,4日寝込んだ。ハチの毒はアレルギー反応が出て重篤になると命にもかかわる。今回は特に症状は出ていなかったが、念のため抗アレルギー剤を飲み、薬を塗る。大事にいたらなくてよかった。
テントをはった後は、のんびりとビールを飲みながら夕飯。
途中で知り合った隣のテントのお兄さんと晩酌。山話で盛り上がる。
地元の方だそうで、近辺の山の話をいろいろ教えてもらう。静岡というと自分の中では、海のイメージだったのだが、結構山深い国のようだ。日もすっかり暮れた19時半頃晩酌終了。20時過ぎにはシュラフに入った。
縦走初日は雨に降られずにすんだが、東の方角が夜通しピカピカ、遠雷が鳴っていた。
里では集中豪雨で大変だったようだ。.
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